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  1. 伊豆の国市議会 2021-03-03
    03月03日-03号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-22
    令和 3年  3月 定例会(第1回)          令和3年第1回(3月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第3号)                      令和3年3月3日(水)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(16名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    13番  柴田三敏君     14番  三好陽子君    15番  田中正男君     16番  古屋鋭治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長     渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長  西島 功君 まちづくり         西島和仁君    総務部長    鈴木雅彦君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長  山口和久君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長  天野正人君 観光文化部長  公野克己君    都市整備部長  守野充義君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長    佐藤政志君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  高橋博美     議会事務局次長 鈴木朋宏 議会事務局係長 西島裕也     書記      長谷川健也 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、改めましておはようございます。 本日は、公私多忙の中、ご出席をいただきましてありがとうございます。また、傍聴者の皆様も大変ご苦労さまです。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和3年第1回3月伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日3日水曜日と4日木曜日、5日金曜日の3日間、一般質問を行います。 一般質問を行う際に、壇上からの発言につきましては、通告の内容から逸脱しないようにお願いをいたします。 今定例会の一般質問は、FMいずのくにラジオによる生中継を行います。 今定例会で一般質問を行う議員の人数は、受付順に、本日3日が4名、4日が4名、5日が3名の合計11名となっております。 本日の一般質問は、1番目が小澤五月江議員、2番目が内田隆久議員、3番目が久保武彦議員、4番目が鈴木俊治議員の順となります。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(古屋鋭治君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。 申合せにより、再質問は一問一答方式であり、質問時間は再質問を含めて40分以内とされておりますが、本定例会におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としまして、質問時間を30分以内としております。通告時間内でお願いをいたします。 なお、質問の残時間につきましては、議場の残時間表示計に表示され、終了3分前と1分前にはベルによりお知らせをいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △小澤五月江君 ○議長(古屋鋭治君) まず最初に、11番、小澤五月江議員の発言を許可いたします。 11番、小澤議員。     〔11番 小澤五月江君登壇〕 ◆11番(小澤五月江君) 皆様、おはようございます。 議席番号11番、いずの国未来、小澤五月江でございます。 ただいま議長より発言の許可がございましたので、令和3年3月定例会において発言通告書のとおり質問をいたします。 1つ目、新型コロナウイルスワクチン接種について。 全国的に見てもまだまだ収束できない新型コロナウイルス感染症に対して、ワクチン接種が法的な位置づけをされました。国の指示の下、都道府県の協力により、市町において予防接種を実施する準備をしております。市民も1日でも早くコロナ禍が収束することを願い、ワクチン接種には不安、心配な声もありますが、期待もしております。 そこで、国の方針が定まらないことを踏まえ、以下の質問をいたします。 (1)新型コロナウイルスワクチン接種のスケジュールは。 (2)新型コロナウイルスワクチンを接種する場所の候補地は。 (3)接種に係る実施体制は。 (4)優先接種の基礎疾患とはどのような方が対象なのか。 (5)接種に係る周知方法は。 (6)ワクチン接種申込方法にLINEを活用した予約システムを導入する考えは。 2つ目、大河ドラマをきっかけとした経済対策について。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の関連事業に対して、コロナ禍の中、観光産業に係る宿泊業、飲食業、販売業などは経営が非常に逼迫しているのにと批判的な声も聞かれます。私の周りでも閉店された方もいらっしゃいます。本当に大変な状況だと理解します。だからこそ、この逼迫した市内事業者の経営状況を大河ドラマをきっかけに回復させ、さらにはその効果が長く続くよう、令和4年に向けて準備を粛々と進めていくことが市内経済回復につながると考えます。 大河ドラマがもたらす経済波及効果については、これまでの他自治体の事例を見ても数十億から数百億円の効果があり、この効果を得るためには推進する事業の予算を計上し、取り組んでいかなければなりません。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)大河ドラマ館の設置目的とその効果をどう見込みますか。 (2)経済波及効果を生み出す旅行商品の開発についての取組は。 (3)大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地、伊豆・富士山周遊促進連絡協議会の構成や目的、事業予定の内容は。 (4)来訪者の新型コロナウイルス感染防止対策の取組は。 3つ目、外出支援のタクシー券の見直しについて。 高齢者75歳以上の方々に外出の機会を多く持ってもらうために、タクシー初乗り券610円を9枚、電車バス利用券3,000円を交付しております。他市町に比べ、このような手厚い支援は積極的だと思います。しかし、利用者が利用しやすいことが大きな効果と考えますが、使いにくいとの声もあります。3年間はこの仕組みで行う考えですが、実際に利用している方々の声を検証し、改善すべき点があれば対処すべきと考えます。 そこで伺います。 (1)利用者やタクシー関係の方々に利用について検証する考えは。 (2)検証の結果を評価し、3年待たずに令和4年度に改善する考えは。 以上です。答弁お願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様、おはようございます。 今日から3日間の一般質問となります。たくさんのご質問ありがとうございます。頑張って答弁させていただきます。 小澤議員のご質問にお答えします。 初めに、1、新型コロナウイルスワクチン接種についてのうち、(1)接種のスケジュールについてであります。 医療従事者向け先行接種が2月17日から始まっておりますが、国からの指示が日々変わっておりますので、2月26日現在でと前置きをしてのお答えになりますが、医療従事者向け優先接種が3月中旬以降、高齢者向け優先接種が4月中旬以降、そして基礎疾患を有する者がその後となっており、基礎疾患を有する方以降のスケジュールは決まっておりません。 高齢者向け優先接種の接種券につきましては、2月10日に印刷発注を済ませておりまして、3月中旬以降に発送する準備を進めております。また、コールセンターの受付は、接種券の発送に合わせて開始を予定しております。 次に、(2)接種する場所の候補地についてであります。 集団接種の候補地については、韮山福祉・保健センター、長岡総合会館アクシスかつらぎを予定しており、調整をしております。 次に、(3)接種に係る実施体制についてであります。 接種に係る実施体制につきましては、まず会場の入口で受付を行います。続いて、予診票の確認を経て、待合スペースへと誘導いたします。その後、ワクチン接種の進み具合により、待合スペースから接種スペースへ誘導し、医師の予診を受けます。予診が済み、接種することに問題がない場合は、医師または看護師がワクチン接種を行います。接種後、接種済証、接種済みの証書、これを受け取り、接種後の観察スペースへと移動いたします。以上が接種日当日の流れになります。 韮山福祉・保健センターでは2列での接種を、そしてアクシスかつらぎでは4列での接種を想定しており、2列に対して医師2名、看護師4名、保健師5名、事務関係職員12名の23名の体制を予定しております。 次に、(4)です。優先接種対象の基礎疾患についてであります。 優先接種対象の基礎疾患については、昭和32年4月2日以降に生まれた方のうち、病気等で通院または入院中の方及びBMI30以上を満たす肥満の方の2つになります。病気等については、慢性の呼吸器の病気、それから慢性の心臓病、これは高血圧を含みます。そして慢性の腎臓病、それからインスリンや飲み薬で治療中の糖尿病または他の病気を併発している糖尿病等のこの13種類となっております。 次に、(5)です。接種に係る周知方法についてであります。 接種に係る周知方法につきましては、国からの接種スケジュールワクチン供給状況により、市ホームページ、それからLINE、広報「いずのくに」、新聞等を活用し、情報の発信に努めてまいります。小澤議員、LINEということを入れてはどうかというご提案でありますね。 次に、(6)です。LINEを活用した予約システムの導入についてであります。 ワクチン接種の予約システムは、様々な民間会社が開発をしており、システムの操作方法、予約画面の見やすさ、導入経費など多数の点について比較検討を行う必要があります。また、ワクチン接種は、田方医師会との連携が必要不可欠であり、田方医師会、伊豆の国市、伊豆市、函南町で連絡、調整、検討を行い、4月から高齢者へのワクチン接種を実施することとなりました。4月中旬とも言われておりますけれども、接種券が発送され次第、予約システムにより接種予約を行ってまいります。 小澤議員のLINEを活用した予約システムの導入につきましては、既に導入しているシステムとの連携はできない仕様となっております。しかし、LINEは知名度が高く、多くの方が利用していることも承知しておりますが、予約システムの利用向上を図るため、伊豆の国市公式アカウントにおいて予約画面に直接アクセスできるQRコードを周知してまいります。 次に、2です。大河ドラマをきっかけとした経済対策についてのうち、(1)です。大河ドラマ館の設置目的とその効果の見込みについてであります。 まず、大河ドラマ館の設置目的につきましては、大きく分けて3つの目的を持たせており、それは大河ドラマ館を情報発信と集客の拠点、大いにPRするところとしましょうということです。さらに、郷土愛醸成の拠点、これは教育的見地です。そして、地域が連携し、大きく変わる、すなわち変貌するための拠点にするというものであります。 その効果といたしましては、大河ドラマ館の設置により様々な媒体での紹介や旅行商品が造成され、この地を訪れるきっかけや目的地となることにより、来訪者が格段に増えることになるというものであります。大河ドラマ館に来訪される方は数十万人に及ぶと想定され、市内の経済波及効果は、低く見ても数十億円に上ることになると考えております。 次に、郷土愛醸成の拠点としてでございますが、この地が生誕の地であるにもかかわらず、まだまだ認知度が低い北条義時公であります。この地にゆかりの深い源頼朝の偉大さ、それを支えた義時の聡明さ、そして理知的なことですね。それから、父時政の造詣の深さ、姉政子の強さなど、この地に生まれ、平安、初期鎌倉を生きた人々の生きざまを学ぶ場ときっかけをつくり、体感し、そしてたたえ、誇りに思うことで郷土に対する思い入れや愛情が醸成されていくという効果もあります。 大河ドラマ館の設置の効果をより高くするためには、数十万人にも及ぶことが想定される来訪者を市内に誘導することが必要です。そして質の高い商品やおもてなし等により、来訪者が満足し、再びこの地を訪れたい、商品を購入したいという気持ちになっていただくことが大河ドラマをきっかけとした地域振興という大きな効果につながるものとなります。 この市内への誘導、リピートにつなげるためには、地域、民間、行政の相互の連携が必須となります。一過性の効果を狙うのではなく、新型コロナの影響で疲弊したこの地が復興し、大河後に続く効果を得るためには、今こそ大河ドラマに向けて変貌していくときであると考えております。 次に、(2)です。経済波及効果を生み出す旅行商品の開発についてであります。 大河ドラマ館の設置により、最も経済波及効果を享受するのは、宿泊をはじめとする観光産業であると思います。このことは先行自治体の経済波及効果の算出からも明らかであります。また、観光産業は、非常に裾野の広い産業でもあり、魅力ある旅行商品をより多く開発することが効果を高める上で必要になってくると考えております。 現在は、各旅行会社において6月末日の情報を目途に、秋、冬の旅行商品のパンフレットを作成することから、6月に向け観光協会や旅館組合、商工会や地域の団体等と連携し、体験型の商品や大河ドラマに関連した北条巡り周遊コースの検討、交通対策を踏まえたレンタサイクルの検討などを行っておりますが、この地でなければ味わえない、そのような商品も開発する必要があると考えております。 小澤議員におかれましては、様々なアイデアがあるのではないかと推測いたします。 いずれにいたしましても、この商品開発は行政だけでできるものでもなく、地域や民間との連携がなくては効果が上がりません。高い望みに向かい、大河ドラマ放映後を見据え、より多くの来訪者を迎え、リピートにつながる満足度の高い商品開発に努めていきたいと考えております。 次に、(3)です。県及び県東部の連絡協議会の構成や設立の目的、予定される事業についてであります。 まず、連絡協議会の構成でありますが、構成は東部20市町、22の観光団体、23の商工団体、交通事業者や旅行事業者、金融機関及び静岡県の合計82団体により発足し、知事が名誉会長、県の特別補佐官が会長、美しい伊豆創造センターの会長でもある三島市長とドラマ主人公のご当地の首長である私が副会長となっております。 この連絡協議会は、「鎌倉殿の13人」の放映を契機に、県東部及び伊豆の魅力発信等を通じて、広域周遊を促進し、交流人口拡大による地域の活性化を行うことを目的として設立されたものであり、大河ドラマを活用した広域周遊の促進、誘客宣伝、おもてなし機運の醸成、伊豆の国市推進協議会や県外自治体との連携による事業実施等を行う予定となっております。 次に、(4)です。来訪者の新型コロナウイルス感染防止対策についてであります。 新型コロナの感染につきましては、今年中にある程度のワクチン接種が進み、かなり鎮静化されると思われますが、ウイルスが完全になくなるわけではなく、市内を訪れる多くの来館者に対する感染防止対策は、この地の安全性を高めるために今こそ重要であると考えております。 大河ドラマ館の感染予防対策につきましては、昨年の「麒麟がくる」、そして今年の「青天を衝け」の大河ドラマ館が行っている検温、手指消毒をはじめ、ソーシャルディスタンスの確保などにより対応していくことになると考えております。 また、市内を巡る多くの来訪者の方に対しても、観光や歴史遺産、飲食、物販、宿泊の各施設がその時々の新しい生活様式に即した基本的な対応をしっかりと行い、気持ちよく安全で安心なまちというイメージを市内外に示す絶好の機会になると考えており、地域、民間との連携により、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。 次に、3です。外出支援のタクシー券の見直しについてのうち、(1)利用者やタクシー関係の方々の利用について検証する考えについてであります。 タクシー券の利用については、これまでも交付枚数や利用枚数などの実績により、事業を評価してまいりました。また、担当課窓口においていただいた利用者の皆様からのご質問やご意見を分かりにくい点は改善してまいりました。令和2年度は新型コロナウイルス感染予防のための外出自粛もあり、前年度との比較は難しいですが、これからも検証を重ねてまいります。 次に、(2)です。検証の結果を評価して3年待たずに令和4年に改善する考えについてであります。 実はまだ今年度のタクシー券、全て利用が終わったわけではございません。3月になりますと、どっと利用する方が増えてまいりますので、検証はまだできていないというほうが正確かもしれません。それを踏まえてのお答えとなります。 初乗り券については、今年度始めたばかりの制度であり、使い方が変わったことから分かりにくいとのご意見をいただいておりますが、一方で、大変使いやすいとのご意見もいただいております。そこで、令和3年度は利用方法を丁寧に周知してまいりたいと考えており、今年度の、つまり令和2年度のこの事業の検証、これを済ませてやってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、市長答弁が終わりましたので、これより11番、小澤議員の再質問を許可いたします。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 ご答弁いただきましたので、それでは、まず新型コロナウイルスワクチンの接種について再質問させていただきます。 ワクチン接種のスケジュールなどは、まだ国からの指示が定まっていないという面もありまして、2月26日現在の前置きの中、伺うことができました。高齢者対象年齢ですけれども、対象年齢と人数が分かりましたら教えてください。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) それでは、小澤議員のご質問にお答えいたします。 高齢者は65歳の方になります。具体的には令和3年度中に65歳に達するという方になりますので、昭和32年4月1日以前に生まれた方ということでございます。伊豆の国市の対象者としては、約1万6,000人となっております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 65歳以上で、人数は1万6,000人ということですね。そこで、これは1回ではなくて2回打たなくてはならないので3万2,000ということですね。この接種、打った、1回目と2回目の間隔は21日でよかったでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長
    市民福祉部長(山口和久君) 21日ということになっております。 国からは、基本的には打った3週間後の同じ日に打つというようなことを基本的には言われておりますが、それが過ぎてしまったというときに関しましては、できるだけ速やかに打つというようなことで国からの指導は来ております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 分かりました。 そうしましたら、次のところで、コールセンターの開始は、接種券の発送に合わせて開始する予定なんですよね。それでよかったでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 基本的には接種券の発送に合わせてでございますが、当初4月に入ってからというような予定でありますが、だんだん後ろにいっておりますので、基本的には4月に入ってできるだけ早めには設置をしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) それでは、接種する場所の候補地でございますが、先ほど、韮山福祉・保健センター、それから長岡総合会館アクシスを予定されているということですが、この接種会場を予定している理由は駐車場とか会場の広さとかありますが、その点について説明をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 接種会場につきましては、会場の広さとか相当のスペースを確保するという必要がございます。また、先ほど議員がおっしゃられた駐車場のこともございますので、韮山保健センター長岡総合会館アクシスということでさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) その会場の広さというのは、接種後の副反応、アナフィラキシー症状が出るということで、そういう緊急のことも考え、時間を少し置いてというそのスペースも必要ということで理解します。 それで、この会場は同時に2つ開設するんではないと思うんです。開設するスケジュールというかはどのようなふうに考えているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) まだこれからお医者さん等の日程等のこともございますので、まだ現在調整中でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 2つということは、今、部長が答えられたように、私も医師の方から伺ったんですけれども、やはり開設場所を増やしてしまうと医師、そこに関わる人数が確保できないということで、このように2つの候補が上がっているのかなと思いますけれども、次の接種に関わる実施体制でございますが、いろいろ伺いましたけれども、今、ほかの市町なんかはシミュレーションなんかをされているようなんですけれども、当市としたらそのようなお考えはないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) シミュレーションにつきましては、今のところ予定はございませんが、ほかのところの情報等が入っておりますので、またそれを検討してやっていきたいとは思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 先ほど、韮山福祉センターは2列で、そしてアクシスかつらぎは4列でというふうな、私もインターネットでちょっと見たんですけれども、2列に対して、ちょっともう一度人数を医師何名という、そこのところをもう一回説明していただけますか。関わられる人数を。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 2列に対しまして、医師2名、看護師が4名、保健師5名、事務関係職員の12名の23名体制を考えております。 4列になりますと、医師は倍、看護師も倍ですが、保健師、事務関係者は倍にはならないとは思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ご説明を伺いました。 確かに1つの会場だけでそれだけの人数が必要ということで、見えないところでは外の駐車場とかそういう配備のこともあるのかなと思います。 じゃ、その接種ワクチン会場の態勢は理解しましたけれども、今の健康づくり課だけでは十分人数が足りないと思うんです。そういう応援についての職員というんですか、そういうことはどのように考えているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 接種に関しましては、全庁的に対応していくということで考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 前回、特別定額給付金のときも全職員が対応に当たり、意外とスムーズに進んだという経過もございますので、ぜひ市民がやはりスムーズにいくということが大事だと思いますので、その態勢については配慮していただきたいと思います。 それで、基礎疾患については、先ほど市長の答弁からございましたけれども、ご自身が優先接種対象なのか分からず判断ができない方の相談方法はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 基本的には、コールセンターにお話しをしていただきまして判断をさせていただくことになりますが、基本的にはご本人がこういうことだよということで言っていただければ、優先接種になるとは考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) そうしますと、先ほど優先接種の基礎疾患とかを説明いただいたんですが、そのような案内は、接種の市のほうから送ってくるところにそのような説明というかは入っているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) 接種券と一緒にご説明書を入れる予定でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 分かりました。 なかなかその場でいろんな基礎疾患を持っている方がいらっしゃいますので、その点についてもやはり命に関わることですので、対応をしっかりとしていただきたいと思います。 私は、今回、LINEを活用した予約システム導入についてということで、ここが私、今回一番やりたかったことでございます。 LINEの会社の無料システムが、もう浜松とか磐田市とか神奈川県の寒川町などが利用しているということで、これが会派の中で要望を言ったときに説明をさせていただき、検討していただいたのかなと思いますが、今、伊豆の国市の公式アカウントにおいて予約画面に直接アクセスできるQRコードを周知していくという考えでございますが、この点について、ちょっともう少し説明していただけますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(山口和久君) これに関しましては、そういうホームページなり予約ができるサイトを立ち上げることになりますので、そちらへQRコードを使いまして直接アクセスできるというような方法を考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) そうしますと、その予約画面、QRコードとかそこの部分もちょっと分かりにくい部分があると思いますので、そこも丁寧に市民の皆さん、それから高齢者の皆さんにも、便利なものがあって、コールセンターに電話をするんではなくてLINEで予約ができるということですから、そこはきちんと周知をしていただいて利用していただくことが、私はいいかなと思います。 では、コロナワクチンについては終わりにします。 次に、大河ドラマをきっかけとした経済対策について再質問させていただきます。 先ほど、設置目的とか効果を市長答弁のほうから伺いました。 そこで、少し再質問の中にいく前に、ドラマ館設置のことということの中で1つ確認したいと思います。 韮山時代劇場に設置されることに、活動されている市民との話合いは、今はもう理解されているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 韮山時代劇場への大河ドラマ館の設置ということで、すなわち韮山時代劇場の貸館機能一部停止ということに関しましては、昨年11月19日、12月4日、12月15日の3日間にわたり利用者説明や意見交換を行いました。また、利用回数の多い団体には個別に意見聴取をして、ドラマ館として活用場所を選定するとともに、貸館機能の継続とドラマ館の共存型というようなことといたしました。 また、大河ドラマ館や、今計画している義時ミュージアムの構想案につきましては、本年1月17日に、市民及び韮山時代劇場の利用者に説明会を開催し、市民の理解を得ていると考えているところであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 丁寧に説明をされて、だんだん理解していただき、今は韮山時代劇場への大河ドラマ館設置ということはもう進めていると私も思っておりますが、では、そのことを確認したので再質問をさせていただきたいと思います。 大河ドラマの効果をどういうふうに見込むかといったときに、やはりこれは今疲弊した経済効果、私はこれは経済対策だと思っております。一過性の展示物であったり、そうではなくてここに経済対策として私はそれを考えております。それには、先ほどもありましたように、宿泊であったり様々に伊豆の国市に訪れてもらうためにも、リピートにつながるためには、地域、民間、行政の相互の連携が必須となりますとあります。全くそのとおりだと思っております。 私は、波及効果を生み出す旅行商品の開発について、ご提案をさせていただきたいと思います。 そこのいろんな旅行商品があると思いますが、私は焦点としまして、やはり伊豆の国市は夜が楽しい、そして泊まらなければ損だという仕組みにしていただきたい。それにはまず第一に、今、インターネットで伊豆の国市のホームページを見たりしますけれども、いろんな特産物もあったりいろんなものが混在されていて、一目に見ることができないのが現状です。私たちも旅行に行くときに、この時期にはこれがある、イチゴ狩りがある、ミカン狩りがある、ミカン狩りは終わっちゃったんだというふうになったときに、じゃ、どうしたらいいかといいますと、ホームページを見たときに、1年間の伊豆の国市の1月から12月までの特産物であったり、それから行事であったり、そのようなものが一目瞭然に見えるために私は提案をしたいと思います。 このように、巻物のパンフレットを作ったらいかがでしょうか。これなら、一目瞭然、1月から12月までの特産物、それから行事、そんなものが見られて、そこが私は、一番来る人にとっても、やはり伊豆の国市は歴史の町です。そんなようなことを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 現在も市のほうではパンフレットはございます。また、来年度に向けまして、市内周遊を促進するために、四季折々の行事やイチゴ狩り、ミカン狩りなどの体験、お土産物、飲食店などをまとめたマップや冊子の作成を検討しております。 確かに、今見せていただいた絵巻パンフレット、非常に楽しくて、お土産としてもお子さんたちに持って帰ってもらえる可能性はありますけれども、市のほうとしても限られた予算がありますので、それを実例のやったところの市の幾らで作られたかを検討して、予算内でできるようであれば検討したいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) これは浜松の徳川家康のあれなんですけれども、確かに、今予算があると言いました。でも、そのチラシが生かされて、私は、これは保存版になると思うんですよ。やはり見たときに、この時期に行けばミカン狩りができる、この時期ができれば。その下のところにいくと年表と一緒ですよ。こういう行事もあるんだ、そこに向かってくる、一目瞭然見られる、このことについては、私は十分に価値があるかなと思いますけれども、しっかりと検討していただきたいと思いますが、再度伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 確かに今あるパンフレットは何枚か見開きになっていて、一目では確かに見られない状況にありますので、来年度に向けて検討はさせていただきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひその点について、そうすれば、行事、花火、鵺ばら祭、源氏あやめ祭、いちごまつり、パン祖のパン祭とか竹灯籠とかキャンドルナイトとかいろんな芸妓のとかそういうようなものが一目瞭然見られれば、来る人がそこに向かってくると思います。やはり誘客する方法を工夫しなければ、今までの一過性のものだったら、私は効果はないと思っておりますので、紙を増やすだけではないと思います。その点について、しっかりとエコということも考えましてやっていただきたいと思います。 その中で、コロナ禍の中で、次にドラマ館の開館延長を、私は、夜間、今までこのように9時から大体5時までというのが一般的だったと思いますが、夜間の延長でやったような今まで事例はあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 私の今まで聞いている範囲で、夜間というのはありません。 通常は5時までですけれども、それを夏休みとかお客さんが多いときは1時間延長したというような例はあると聞いております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) やはり30万人という今予想をしていますけれども、もうそれ以上になるんではないかという予想がある中で、長期休暇期間限定でもいいと思うんです。そこは観光協会の皆さん、旅館組合の皆さんと打合せをして、それを少しコロナのソーシャルディスタンスの効果も私はあると思うんですけれども、その点について夜間に営業というか、そこに拡大する考えは、市長、どうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 大変積極的なご意見をいただき、有り難く思っております。 この事業がスタートをしますれば、またいろいろなご意見が入ってくると思います。そういう中には、今のような積極策がたくさんあるものと期待しているんですけれども、1時間延長というのが、今のお話ではあるということは、夜間延長、あると思っております。どこでどんなふうな形でやっていくかも併せて検討すべきと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) やはり宿泊して、泊まっていただくということを私は考えての、これは提案でございます。やはり何も夜楽しみがないというのも、やはりそこは何か企画しなければならないかなと思って、このような提案をさせていただいております。 それで、私は、市内に滞在時間を長くするためには、やはり皆さん先ほど、商工会の皆さん、観光協会の皆さん、いろんな方たちがお考えだと思うんですけれども、やはり今回の「鎌倉殿の13人」でございますから、13をキーポイントとしたスタンプラリーなども必ず13回っていただく。そこには、主要なうちの反射炉であったり江川邸であったり願成就院であったり、いろんな北條寺であったりあると思うんです。そういうところを、やはり13巡って、そこを巡ることによって1日では周り切れないぞ、泊まらなきゃいけないという、そういう仕組みも積極的に考えていただきたい。そこに13以上のものがあったら、オリジナルグッズを用意するとか、泊まらなければもらえないようなものを予算がないのではなくて、予算を生み出していただいて、そのような考えはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 今現在考えておるのは、北条氏ゆかりの寺院や神社を巡って御朱印巡りで楽しめるようなマップの作成を計画しております。 あと、現在、寺院や神社併せて6か所に既にご協力をいただけることを確認しております。今後も他の寺院等にもご協力をいただけるように依頼を続けています。 また、寺院や神社、お土産物店、食事場所を巡るとプレゼントがもらえるというようなことを考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) そのように、とにかく滞在時間を長くするということの仕掛けをつくれなかったらもう駄目だと思いますので、そこも併せてぜひそのように進めていただきたいと思います。 私は、先ほど、夜が楽しい伊豆の国ということで、アクシスかつらぎのところに伊豆の国の大使がいるわけですよ。3人も立派な方が。そういう皆さんに活躍してもらうことも、そこはやはり旅館組合の皆さんたちと、観光の皆さんたちと打合せをして、どんなふうになるか分からないですけれども、そんなようなちょっと考えも、やはり夜が楽しいというキーポイントとしたら、私はそこもあるのかなと思いますけれども、その点についてどうでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 過去に、大使であります女優でもあります大塚良重さん、あるいは歴史好きでも知られております志らべ師匠、あるいはピアニストで数々の入賞をしておられる海瀬京子さんには韮山時代劇場であったり、アクシスであったり既に何度も公演をしていただいております。その中で、皆様の声を聞いた中では、大変すばらしいということで好評を得ておりますので、集客も見込めますので、アクシスだけに限らず北条氏ゆかりのお寺さん、これはピアノがなければ海瀬さんはできないんですけれども、それらのようなことも考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ検討していただきたいと思います。 それから、ちょっとひょんなことから、昨日、北条義時のマークができましたよね、ロゴマークが。あれを電車にして、ラッピングしていったらどうかという、ちょっとそういう鉄道の方からそんな案があり、それもありなのかなと思いますけれども、それはここでどうだといってもすぐには答えは出ませんから、私は何を言いたいかというと、やはり今までの旅行商品の観点をもうちょっと変えてやっていただきたい。そこが、私はこの大きなお金を使う集客につながると思います。100万円使ったものが1,000万円になれば、そこは利益が出るわけですから、行政の場合には利益ということもそうですけれども、やはり先ほど言ったように、地域、民間、行政、その中で、本当にみんなでコロナ禍の経済の逼迫したことを経費回復するためにも積極的にやっていただきたいと思います。 それで、3つ目の「鎌倉殿の13人」ゆかりの地伊豆・富士山周遊促進連絡協議会の構成や目的ということで伺いましたけれども、大河ドラマにして、浜松のほうも前回あったんですけれども、このような協議会というのはできたんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 私の聞いた限りでは、このような大きい20市町というような大きい組織の推進協は、浜松の「直虎」、あと「いだてん」等ではできておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、市長。 ◎市長(小野登志子君) これはまだ動いているか、動いていないかということがおっしゃられていることと思いますけれども、実はもう本当に市外の方々の大河ドラマ館に寄せる思いは物すごいものがありまして、いろんな提案もいただいております。この提案をしっかり固めて協議会というよりも、もうこれは個々に提案がされてきておりますので、大変有り難いことと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 私もこれだけの東部20市町、22の観光団体、23の商工団体ということで、合計82団体が大河ドラマを応援しようと、そこの波及効果に乗ろうというお考えだと思うんですけれども、それだけ期待をしているんです。ですから、やはり私ども伊豆の国市自体が盛り上がらなかったら、これは話にならないなと思っております。 この協議会の設置について、何か予算措置みたいな、そのような何かものはあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 来年度の県の協議会の予算といたしましては1,500万円を予定しているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 分かりました。 それでは、来訪者の新型コロナウイルス感染防止でございますが、今、昨年の「麒麟がくる」、そして「青天を衝け」の大河ドラマをやっておって、そこを参考にしていきたいという考えでございますが、「青天を衝け」のコロナ禍対策などの様子が分かったら教えていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 現在、行われています「青天を衝け」です。北区に聞いたところ、今はちょっとコロナが厳しいので完全予約制プラス入場者制限というようなことで行っているということです。 あと、ほかの情報としまして、「麒麟がくる」の岐阜市では、当然内閣府から出ている感染拡大を防止する工夫というようなことはやらなきゃいけないんですけれども、「麒麟がくる」の岐阜市では混雑ランプというのをホームページの右側のバナーのところにそういうのを設けまして、今空いていますよ、やや混んでいます、混んでいますという3段階で表示をするようなシグナルランプをつけるとか、あと混雑状況、平日9時から11時は空いていますとか、土日祝日の11時から13時までは混雑、13時から15時も混雑というような混雑状況もホームページで示して対応しているということです。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) そうしますと、伊豆の国市も、バスも今来るかどうか、ちょっと正直分からないですけれども、そのような人数制限などは考えているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) バスの団体ですけれども、これにつきましては駐車場もありますし、これは予約制でいきたいと考えております。 あと、コロナの状況によって人数制限とか制限をかけるというようなことも考えられます。コロナの状況というようなことで対応していきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) やはり、先ほど答弁にもございましたように、新しい生活様式に即した基本対応、また気持ちよく安心で安全なまちというイメージをしっかりとしていただくためにも、その点についても対策をしていただきたいと思います。 この大河ドラマは、市内の誘導、リピートにつなげるために、地域、民間、行政の相互の連携が必須となると私も思います。ですので、私ももう十分、商工会の皆さんや飲食店の皆さん、それから観光協会の皆さん、いろいろな皆さんがもう考えていると思いましたが、私も提案させていただきました。その中の1つでも実現できれば私は有り難いなと思っております。 それでは、3つ目の外出支援のタクシー券の見直しについてに移りたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) すみません、小澤議員。 少しお待ちください。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。休憩時間につきましては10時15分までといたします。 △休憩 午前9時59分 △再開 午前10時15分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き、小澤議員の再質問を許可いたします。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 それでは、外出支援のタクシー券の見直しについて。 利用者やタクシー関係者の方々に、利用について検証する考えはということの答弁をいただきましたけれども、交付枚数や利用枚数など、実績により事業を評価してきたということでございます。 それから、ご意見とかも検証を重ねていくという答弁でございましたけれども、ここで私も書かせていただきましたけれども、他市町をちょっと参考に伺いますけれども、タクシー券などを支給していない市町なんかはあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 近隣では、熱海市さんがタクシー券という制度がございません。熱海市さんは高齢化率を見ますと、昨年の4月1日現在で47.8%、これは65歳以上の方ですよね。ただ、75歳以上の方が何人いらっしゃいますかといいますと、9,968人なんです。もう約1万人近い方が75歳以上ということになります。 伊豆の国市は8,100人ということで、かなり、皆さんもご存じのように坂の多いところでタクシー券と高齢者のサービスはこの部分についてはないなということを感じております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 熱海市もこのようなタクシー券の支給がないということも伺いました。 私がちょっと調べたところでは、沼津とか裾野市もないということでございます。しかし、うちの町では、高齢者の人の目的が外出支援ということで610円を9回。それで、外出してほしいよというのが本来のタクシー券を交付する目的ということはいろいろ伺っております。 これは検証を重ねていきたいということでございますが、この検証とはどのような方法なんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 4月に毎年、3か所の場所で交付をしております。こちらはシルバー人材さんに委託をさせていただきまして、そこで配布をさせていただいているわけですけれども、やはりそこで七、八割の方がほぼほぼ交付を受けています。ですのでそこで、できれば出口調査という形でアンケートを取るとか、全員にはなかなか難しいかもしれませんけれども、無作為で抽出させていただきましてアンケートを取るということをやっていければと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 今度4月に予算が通れば、4月から交付するということでございますね。そこで出口調査をしたいという、出口調査の内容もちょっと工夫をしていただければなと思っております。 私が2つ目の検証の結果を評価して、3年待たずに来年度には改善をしていく考えはどうなのかと伺いましたところ、利用方法を丁寧に周知していきたいと。なかなかこの610円の外出支援のものが使い方がうまくいっていないのかなというようなことだと思うんですけれども、この利用方法を丁寧に周知していくということについて説明いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 実は、昨年の4月に制度が変わったものですから、3か所の窓口でシルバーさんが丁寧に説明はしてきてくださったんですが、実は国の緊急事態宣言が4月16日に出ておりまして、やはりそこから来る方もなかなか密になって説明をするのがなかなか困難になってきている状況もありました。ですので、やはりコロナでいずれはワクチンができたり、ウィズコロナということでコロナと共に新しい生活様式をしていかなければいけないということもございますので、そのような中でしっかりアンケートを取って、変な話、普通の生活に戻ったら検証を重ねていきたいと思っております。
    ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 検証していくアンケートを取ってということは、私もやはりこの制度を大変使いやすいという声も正直伺っているんです。病院に行くにも本当にこれが助かっているし、ちょっと離れたところに行くにも大変助かっているよという声も実際聞いております。しかし、逆に610円以上タクシーに乗って、1,000円だとしますよね、それで610円の券を出して、2枚出すとお釣りが来ないということで、これはタクシーの運転手さんにもよると思うんですけれども、その差額を計算ができないと。1,000円引く610円で390円なんですけれども、そこに戸惑ってしまうという方も正直いらしたんです。でも、それはちょっと伺ったら、きちんと運転手さんがその計算はできるようになっているのでということでしたけれども、そういうことも市民の皆さんの高齢者の中では慌ててしまって、本当使いにくいんだよねという声もあるということを私はここで申し上げておきたいと思います。 その利用方法を丁寧に説明していくということでございますが、この内容によっては何十%ぐらいが改善してほしいということがあって、来年度、これはもう改善しなきゃならないなというようなちょっとそういうお考えというか、検証したときの数値的なものとしてはどうなのかなと思いますけれども、その点についてどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) この件につきましては、やはり長い間、話合いも行われてきたことでありますので、少しお話しをさせてください。 まず、市政懇談会、51区の皆さんを対象にした、この中で必ずこの問題は出ます。それもたくさん出るわけではございません。地域によって3件か4件くらいあります。 そういうご意見が今までの中で多かったのが四日町とか、つまり駅の周辺の方が多いんです。遠くの方々は、もう諦めてお話しにならないのかもしれませんけれども、そういう状況にありました。そういう中で、本当に簡単に1万円に戻せという強い意見があります。これは声が大きいんですよね。それは、1万円当時のことから考えまして、対象者がもう倍に増えております。ですから、「もし、1万円にするのならば、80歳以上とか年齢を引き上げなければなりませんけれども、よろしいでしょうか」とお聞きしますと、しっかり黙ってしまいます。そういうことがあるんでしょうね。それで、私もこのことにつきましては、本当にいろいろな検討をしてきました。 それで、初乗り券というのが上がりまして、このときはちょっとびっくりしました。それは、東京の大田区で初乗り券を始めたときに非常に良い制度だとテレビで取り上げられたわけです。それを使っている人たちの意見、役所の意見、それをコメンテーターたちが、大変良いことだということで進めていたように思われます。その後、伊豆の国市でも検討が始まりまして、そういう良い制度だというのが頭の中にありましたので、なるほど、そういうこともいいのかなともそのときは思いました。そして、これはどういうことかと思いますと、やはり外出支援なのであります。大勢の方にいろいろなところへ出て、人々と会ってお話をし、鬱々とした気持ちをなくしてほしいというのは、すごく社会生活を営む上で大切なことでありますので、あった方がいいと私は思っております。 そういう中で、どういう形かと申しますと、先ほど他の市町の中では、下田市は、タクシー券初乗り運賃相当額5枚、大抵はこのぐらいなんです。このぐらいでぜひ外出してくださいねというものであります。東伊豆町は、タクシー券が基本料金金額24枚を申請により助成しますというもの、河津町は、バス回数券100円券を13枚つづり、ただし2分の1を助成、1人5冊までで年間60冊までということであります。大変交通に不便なところの皆さんは、こういう形でバス、それからタクシー券をご利用なさっているわけであります。伊東市におきましては、路線バスあるいは電車の回数券1人どちらか5,000円分と、この程度のものであります。三島市は、バスと鉄道で助成券3,000円分であります。そして、伊豆市におきましては、100円券を120枚、皆さんはこれが一番使いやすいということでしょうけれども、これは満80歳以上でありますということ。そういうわけでありまして、函南町も年間1万5,000円を上限として利用券、タクシー、バス、鉄道利用券を誕生月日に応じて助成をするということで、これも80歳以上であります。75歳以上、当市のように初乗り券ではありますけれども、タクシー券、そしてバス、電車券、合計8,000円分というのは、あまりない形になっておりますということをまずご承知おきください。 それで、こういうタクシー券につきましては、全く大変な皆さんのご意見が、一番関心があるところですから、寄せられるのも無理はありません。外出支援ということを、つまりサロン活動とか、それから地域の高齢者の皆様の活動、そういうものと同じように福祉目的で考えてくださるならば、私は、やはり個々のご意見ではなくて、ワークショップあるいはタクシー券市民検討会、こういうものを開いて皆さんのご意見を広くお伺いし、市の施策を決めていくべきだと思っております。令和2年度は先ほどお話しいたしましたように、まだ3月の結果が出ておりません。多分にここでどんとご利用なさると思っておりますので、結果が出ておりませんから、検証ができていないわけです。この検証のデータを基に、市民の皆さんとワークショップあるいはタクシー券市民検討会というものでお聴きしたい。私どもも、個々には皆さんのご意見を聴いているわけです。例えば順天堂の乗降場におりますと、おじいさんたちが市長ありがとう、この初乗り券はうんと便利だと、助かるよと、こんなふうに言ってくださる方も多々おられるわけですので、いきなりまたこれをというよりも、そういうご意見をも踏まえまして皆さんの市民の声を広く聴いていきたい、そして、この解決を図ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、市長から近隣市町の状況から、また初乗りについての大田区の考えということで、令和2年度の3月が過ぎて、執行率がどのぐらいなのかということも踏まえての検証になると思いますが、そのワークショップであったり市民検討会を発足してもいいですけれども、やはり利用されている皆さんが対象だと思いますので、そういうところはしっかりとワークショップや市民検討会も中立公平に意見が聴けるような会にしていただき、そして、その検証によっては大きく変更しなければならないなと思ったときには、そこはしっかりとやっていただきたいと思いますが、その点については、検証結果、ワークショップの結果によってはこの事業を変更するという、そんなようなお気持ちはあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) もちろんワークショップは若い人たちだけのものでもないし、一番お使いになっている当事者の意見を大切にしたいと思っております。その出されました検討結果については、尊重したいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ同じお金であっても、市民が使いやすいということがやはり効果があると思いますので、その点についてはぜひ検証ということを重んじて、その結果について優先的に考えていただきたいなと思います。 以上をもちまして私の一般質問を終わりにします。 ○議長(古屋鋭治君) これにて11番、小澤五月江議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △内田隆久君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、10番、内田隆久議員の発言を許可いたします。 10番、内田議員。     〔10番 内田隆久君登壇〕 ◆10番(内田隆久君) 皆さん、おはようございます。議席番号10番、内田隆久です。 発言通告書に基づきまして一般質問を始めます。 1、大学誘致について。 12月定例会で示された大学誘致について伺います。 (1)具体的には、どこの大学のどんな学部を誘致しようとしているのか。 (2)大学の開校の予定と場所は。 (3)誘致に対しての市の支援と効果は。 2、予算が5億円を超える大河ドラマ事業について。 全議員が2022年大河ドラマを利用した地域振興に賛成していると考えますが、その費用と効果について、議会は市民に説明する責任がありますので以下の点について伺います。 (1)伊豆の国市大河ドラマ推進協議会について。 ①推進協議会の行う事業と事務はどうなっていますか。 ②利益相反についてはどのように考えていますか。 (2)事業の収入の詳細は。 (3)事業の支出について。 ①NHK関連会社との業務依頼と契約の内容は。 ②ドラマ館設置、ドラマ館運営・管理業務のプロポーザル内容は。 ③会場使用料は。 ④市役所内他部署、市内団体で行う関連事業と予算は。 (4)収入の欠損金が生じた場合はどうするのか。 (5)この事業の成果は。 3、反射炉ガイダンス施設の料金値下げと市民有料化について。 反射炉は、平成27年に世界遺産に登録され5年が経過しました。現在の状況と今後の対応について以下のとおり伺います。 (1)令和2年度の来場者と収入の見込みは。 (2)令和2年度の関係経費の総額と令和3年度の経費の考え方は。 (3)入場料金の値下げと市民有料化の検討は。 (4)今後の反射炉収入と関係経費支出のバランスについて、どう考えていますか。 4、逼迫する財政について。 市債の償還計画に大きな狂いが生じている中期財政計画について伺います。 (1)財政シミュレーションの歳入の見通しと歳出削減方法を教えてください。 (2)市債の償還財源についてどう考えていますか。 (3)コロナの影響と中期財政との関係についてどのように考えていますか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 内田議員のご質問にお答えします。 初めに、1大学誘致についてであります。 先ほど内田議員は、令和2年12月の議会定例会において、「大学誘致が示された」とおっしゃいましたが、「学園都市構想は私の夢であります」とお答えしており、市の事業として示したものではありませんので、(1)の誘致しようとする大学と学部について、また(2)の開校予定と場所について、(3)の誘致に対する市の支援と効果についてのいずれのご質問に対しても、現時点では具体的にお答えできることはありませんので、ご了承ください。 ただ、私個人としましては、本市には、小学校が6校、中学校が3校、高等学校2校、特別支援学校1校があり、さらにそれが1校増え、またいろいろな特殊学校もございます。この初等・中等教育を受けるための環境は、それなりに充足しているものと思いますが、大学などの高等教育の場がないことは大変残念なことと考えておりました。次代を担う若い人たちのために、できる限り学習環境を整えることは、非常に大切なことだと感じておりますし、また、こちらの人口、若い20代から40代までが流出してしまうことを大変残念に思っているわけでございます。 また、もし議員がおっしゃるような大学が新設されれば、学生や関係者等の人口の増加が見込まれますので、地域の活性化に大いに資するものと考えております。 次に2です。予算が5億円を超える大河ドラマ事業についてのうち、(1)伊豆の国市大河ドラマ推進協議会についての①です。推進協議会が行う事業と事務についてであります。 まず、推進協議会は、歴史・文化遺産の活用、大河ドラマに係るイベント実施、情報発信、誘客促進と経済効果の向上等の事業を行うものであります。具体的には、各部会が主体となり、北条義時公及び北条氏を学ぶ機会の創出や機運の醸成、誘客宣伝、旅行商品の造成、さらに特産品の開発や磨き上げ、大河ドラマ館の設置・運営などを行います。協議会の事務局は、大河ドラマ推進課が担っており、部会はそれぞれの主担当課が中心となり、地域や民間と連携した活動を行っているところであります。 次に②です。利益相反についてであります。 これは、私が推進協議会の会長と伊豆の国市長を兼ねているため、例えば、交付金の支出に当たり、支出元と支出先の代理人が同一となることに対してのご指摘かと思います。利益相反とは、信任を得て職務を行う地位にある人物、政治家、企業経営者、弁護士、医療関係者、研究者などが立場上、追求すべき利益、そして目的、利害関心、その人物がほかに有している立場が個人としての利益、利害関心とか競合ないしは相反している状態をいうということであります。 ご指摘のとおり、代理人が同一の契約については、双方代理に当たることから、どちらかの代理人を変えなくてはなりません。そこで、今年度の交付金の交付に際しては、推進協議会の代理人を事務局長として処理を行い、法に抵触しないように対応をしているところであります。 次に(2)です。収入の詳細についてであります。 まず、推進協議会への交付金の財源としている国交付金につきましては、地方創生推進交付金の申請を予定しております。この交付金は、ソフト事業を対象としており、対象事業費の2分の1が交付されるというものであり、3月の交付内示に向け、12月から1月にかけて県及び国との事前協議を経て、1月に県を経由して国に内示申請をいたしております。 ふるさと応援基金につきましては、大河ドラマ関連事業の財源を確保するため、本市のふるさと納税の使途に「北条義時公を始めとする郷土の偉人伝承・活用」という選択肢を12月11日に設けました。この使途への寄附額は、2月15日の時点、すなわち66日間で1,725万円となり、令和3年度の財源として活用することを予定しているものであります。 地域振興基金利子につきましては、この基金は、地域振興に関する施策の推進を行うために設置されたものであることから、大河ドラマを契機とした地域振興を行うための財源として、利子を活用させていただくものであります。 一般財源につきましては、市交付金のうち特定の財源で賄い切れない分を計上しており、3年間合計で1億5,000万円ほどを充てさせていただきたいと考えているところでございます。 入場料収入につきましては、大河ドラマ館に30万人が来館した想定で試算した額となっておりまして、この試算に当たっては、大人当日券で800円を想定して積算をしております。入場料の金額につきましては、今後、推進協議会の幹事会等で決定をしていきたいと考えております。 次に、(3)事業の支出についてのうち①です。NHK関連会社との業務依頼と契約の内容についてであります。 まず、NHK関連会社とは、大河ドラマに関する展示等の契約になることから、競争相手がないためにこれは随意契約となる予定であります。先行自治体の例では、4月に企画・設計・設置工事・展示物賃貸借・撤去などの項目について、金額や期間も含め、業務依頼と業務受託を書面にて取り交わし事業をスタートさせ、詳細が決まり準備が整った時点で、設計業務や展示業務、展示物賃貸借に関する契約を締結することになると考えております。 次に②です。NHK関連会社以外のドラマ館設置と運営・管理業務のプロポーザル内容についてであります。 まず、NHK関連会社以外のドラマ館設置と運営・管理業務に関しましては、金額の多寡だけではなく、事業者の持つノウハウや経験を取り込むため、公募型のプロポーザルにて事業者を選定することを予定しております。 こちらのドラマ館に関しましては、韮山時代劇場の通路を活用して義時公の生涯を追体験し、大ホールでは最先端の技術を用いてクライマックスを演出し、感情移入と心に刻まれる仕掛けの設置に関する企画・提案及び実施を行う事業者を募集する予定であります。 運営・管理業務に関しましては、大河ドラマ館の運営に係るスタッフの雇用から配置管理、入場券の作成から販売管理、大河ドラマ館のPRや入場券の販売促進、入館受付から対応等の業務について、企画・提案及び実施を行う事業者を募集する予定であります。 次に、③会場使用料についてであります。 大河ドラマ館の設置を予定している韮山時代劇場の使用料につきましては、設置目的やその効果を踏まえ、その公益性の高さから免除とすることを考えております。 次に④です。市役所内他部署や市内団体が行う関連事業と予算についてであります。 まず、市役所内では、限られた財源の中で事業を行っていることから、大河ドラマ推進課の予算以外は、優先順位を変更し、大河を活用した事業に変更するなどの工夫を重ね、機運の醸成や観光、商工、環境、教育などの様々な分野での事業展開を推進しているところであります。 また、市内の様々な団体においても、機運の醸成や大河ドラマに向けての取組を始めていただいております。観光協会や旅館組合、商工会はもとより、お花によるおもてなし、ボランティアガイドの活動、地域の歴史伝承、地元の学生による郷土研究など、本当に多くの方々が大河ドラマを契機とした地域の活性化に向け、盛り上がりを見せていただいているところであります。この各団体の予算につきましても、基本的には自前で財源を工面していただいており、市が特別の手当てをしているものではなく、感謝いたしているところであります。 次に(4)です。収入の欠損金が出た場合についてであります。 大河ドラマ館の入場料収入やふるさと応援基金等が予算額を下回り、財源が不足した場合でありますが、基本的には市が欠損額を補填することになります。しかし、入場料収入やふるさと応援基金の予算額は、実際の想定より少なく計上しており、天災や新たな脅威等がなければ、収入不足になることはないものと考えております。 次に(5)です。この事業の成果についてであります。 この事業による成果につきましては、まずは経済効果であると考えております。 大河ドラマ館の設置により、この地に多くの方が来訪し、その大きな経済波及効果により、新型コロナで疲弊している観光、飲食、物販、宿泊、農業をはじめとする様々な産業の復興が成果として挙げられると思います。そして、その効果を一過性に終わらせないために、おもてなしや商品の質の向上により来訪者の満足度を上げ、リピートにつなげることが、大河ドラマ後に続く地域経済の発展も大きな成果になるものと考えております。 また、大河ドラマ館の設置により、北条義時公をはじめとする北条氏ゆかりの地であることの知名度を市内外で上げ、伊豆の国市の認知度の向上、そして市民の郷土愛の醸成なども成果となると考えております。 大河ドラマ館の設置、大河ドラマの放映がきっかけとなり、この地が大きく変わり、大河ドラマ後に発展が続くことが最終的な成果になるものであると考えているところであります。 次に、3につきましては、後ほど教育長が答弁いたします。 次に4です。逼迫する財政についてのうち(1)歳入見通しと歳出削減方法についてであります。 まず、歳入の見通しに関して、令和2年度につきましては現時点での最終予算額であり、令和3年度は、まさに令和3年度当初予算案がこれに当たるものとなります。 なお、このコロナ禍において、中長期という視点での財政シミュレーションは行っておりませんので、令和4年度以降の見通しについては、現時点では持ち合わせておりません。 以前、地方債残高が増加している状況を踏まえた議論の中で、公債費の償還シミュレーションについて、決算確定時や当初予算編成時に、その都度、時点修正させていただいていると説明させていただいております。その償還シミュレーションは、ある一定の条件を仮定した簡易的なものでありますが、地方債残高のピークは令和4年度末の281億2,000万円に、公債費のピークは令和8年度の25億4,000万円となっております。近年の地方債の借入れには、交付税算入率の高い地方債を積極活用しておりますので、その多くは普通交付税を償還財源に充てることができると認識しております。 次に、歳出削減方法でありますが、今後、公債費が増加していくことは間違いありませんので、歳出の削減についても行っていかなければなりません。全ての事業について経費節減に努めていくことは言うまでもなく、事務事業の見直しにより事業の整理統合をさらに進めることや、仕事の進め方を見直すことによって人件費等の抑制にもつなげていかなければならないと考えております。 財政状況が心配だから事務事業の見直しが必要という、これは総論賛成ですよね。一方で、個別の事業の見直しについては反対という各論反対、また、新規事業に着手すべき、あるいは既存事業を拡充すべきといった意見が混在することが実情であります。いずれが正しく、いずれが間違っているということではなく、限られた財をどこに投資していくか、何を選択するかといった考えに帰結するものと認識しております。 次に(2)です。市債の償還財源についてであります。 令和3年度当初予算に計上した市債48億1,550万円のうち、臨時財政対策債は11億400万円であります。こちらは全額、基準財政需要額に算入されることから、償還財源としては毎年度の普通交付税を見込んでおります。また、臨時財政対策債を差し引いた額が37億1,150万円ありますが、令和3年度当初予算においては、そのほとんどを合併特例債、緊急自然災害防止対策事業債、辺地対策事業債といった、交付税算入率が70%ないし80%という極めて有利な地方債の活用を考えております。 したがいまして、令和3年度当初予算の市債合計48億1,550万円のうち、37億円弱が基準財政需要額に算入される、つまり、普通交付税を償還財源と見込むことができ、残額の11億2,000万円弱が市の実質的な負担でありますので、一般財源で償還していくことになります。 次に(3)です。コロナの影響と中期財政の関係についてであります。 さきに提出し議決をいただいた補正予算後の令和2年度最終予算は、中期財政計画よりも約60億円程度、予算規模が拡大しております。これは、国の特別定額給付金1人10万円給付、コロナのときですね、子育て世帯への給付金、その他のコロナ対策として事業者支援、経済対策、感染症対策で総額63億円の事業が補正により増額されたためであります。これらの新型コロナ対応の事業については、国県支出金を最大限に活用しつつ、庁舎建設基金の積立てを凍結するといった、令和2年度歳出事業の執行抑制等で捻出した財源を充てたものであります。 歳入では、このコロナ施策に対応した国県支出金が大きく増加するとともに、コロナ禍の影響もあり、地方税の減収も生じております。中期財政計画との比較では、地方税で約4億円程度下回る見込みとなっております。 一方、地方交付税にあっては、中期財政計画よりも4億円程度上振れしていることや、これまでの執行抑制の成果もあり、令和2年度については基金繰入れを抑制することができている状況にあります。 一見、中期財政計画と令和2年度の最終予算では大きな乖離が生じ、財政的に悪化したのではないかといった懸念をお持ちかと存じます。しかしながら、令和2年度末の地方債残高は、中期財政計画よりも約2億4,000万円弱増加する見込みであるものの、財政調整基金残高は、中期財政計画よりも約3億2,000万円の積み増しとなっております。令和2年度は、庁舎建設基金等の目的基金の積立てを見送った経緯がありますので、これらを差し引いても約2億1,000万円程度の積み増しとなります。このようにして見ますと、中期財政計画で設定した地方債残高と財政調整基金残高については、現状において大きな乖離が生じているものではなく、一定程度のコントロールができているものと考えます。 歳入の増加が見込めない状況の中で、どういった財政運営を行っていくべきかといったことについては、常に留意していく必要はあります。しかしながら、コロナ禍において中長期の財政状況を見定めることは困難であり、現時点での中長期の財政計画については、その振れ幅が大きくなることが予想され、策定するタイミングとしては適切ではないと考えます。 なお、令和2年度予算の執行段階では、歳入の見込みが厳しくなると早期に見極め、可能な限り執行を抑制するなどの措置を取り、バランスを図ってまいりました。また、令和3年度当初予算編成においても、手堅く歳入の見込みを立てつつも、今後、執行段階でさらなる落ち込み等が見込まれれば、必要に応じて何らかの手だてを講じていく必要があると考えております。中期財政計画の各費目と予算額の一つ一つにずれがあるといった細部にとらわれることなく、時機に合った対応に主眼を置いていくことが、現時点ではより有効な対策と認識しております。 残余の3につきましては教育長が答弁をいたします。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、次に反射炉ガイダンス施設の関係につきましては、教育長に答弁を求めます。 教育長。     〔教育長 内山隆昭君登壇〕 ◎教育長(内山隆昭君) 私からは、3、反射炉ガイダンス施設の料金値下げと市民有料化についてのうち、(1)令和2年度の来場者(有料、無料)と収入の見込みについてお答えします。 4月から1月までは確定値となりますが、2月と3月につきましては、1月と同数の数値と仮定して算出しております。 まず、来場者数についてですが、合計5万1,444人、うち有料来場者数は4万6,245人、無料来場者数は5,199人を見込んでおります。 次に、収入ですが、約1,900万円を見込んでおります。 次に、(2)令和2年度の関係経費の総額と令和3年度の経費の考え方についてであります。 関係経費につきましては、韮山反射炉費として計上・支出している全ての事業を対象といたしますと、今年度の執行見込額は約8,700万円と想定しております。当初予算と比較しますと、約2,300万円の減少を見込んでおりますが、これは、新型コロナウイルス感染症の影響によります世界遺産登録5周年事業の中止、ガイダンスセンターの臨時休館、ガイド活動の一部期間における中止・縮小、基金積立ての見送りなどによるものです。 一方、令和3年度の経費は、一定の予算縮減を図るため、駐車場整理業務については全面的に廃止いたします。ただし、今年度から2か年の予定で実施しております反射炉本体修理工事の支出予定額が、今年度よりも6,200万円増額となることも影響し、総額では令和2年度当初予算額よりも約2,300万円増の計上としております。 次に、(3)入場料金の値下げと市民有料化の検討についてであります。 まず、入場料金の値下げについてですが、現段階では考えておりません。理由といたしましては、入場料金は韮山反射炉とガイダンスセンターの見学、さらには実質的に駐車場の利用も含まれていることから、一般500円という金額は決して高額ではないと判断した結果であります。 次に、市民有料化についてですが、こちらも現段階では考えておりません。韮山反射炉を世界の宝として、また地域のシンボルとして将来にわたり確実に継承するためには、地域に根差した場所として広く市民に開放され、見学機会が確保される必要があると考えます。入場料を徴収することによって、市民の見学機会は著しく減少することが予想されますので、現行の無料を継続し、引き続き市民の来訪を広く呼びかけてまいります。 次に、(4)今後の反射炉収入と関係経費支出のバランスについてであります。 基本的には、例えば関係経費支出の何割を入場者収入で賄うべきかという考えを持ち合わせているわけではありません。韮山反射炉の保存管理、ガイダンスセンターなどの周辺施設の維持管理に要する経費につきましては、世界遺産協議会の負担金や会議開催に伴う職員旅費などを除けば、地域の重要な歴史遺産として、あるいは国の史跡として保存・活用を図るために必要であるものです。もちろん、できる限り支出を入場料収入で負担できるようにするために、収入につきましては高い水準を維持・確保する取組を、支出につきましては引き続き削減に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩とさせていただきます。 休憩時間につきましては、11時20分までといたします。 △休憩 午前11時09分 △再開 午前11時20分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 休憩前に答弁が終了しておりますので、これより10番、内田議員の再質問を許可いたします。 内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、最初に大学誘致について質問させていただきます。 この質問は、12月の梅原議員の一般質問で、梅原議員が市長在任8年の総括と次期市長選への思いはという質問の中で、「コロナ禍で市は大変な状況におかれていますが、今後どのようなことに重点を置いて臨まれますか、市長のお考えをお聞かせください。」という質問に対して、市長は「学園都市構想を推進していく」というふうに回答されているわけで、今回これを夢だというふうにおっしゃっているんですが、これは市の事業ではないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) これは、まだ夢の段階でございます。確かに梅原議員からそういうお話を聞きました。これから積み立てていかなければならないことでありますので、夢を語らせていただきました。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) この学園都市構想について、市長はこれまで県知事や県職員に働きかけたことはあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 学園都市構想についてはございません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、これまでで順天堂大学関係者とこの件で接触したことはあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) この件につきましては、先ほどお話ししたとおりであります。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 答弁になっていません。ですから、学園都市構想について順天堂大学関係者と接触したことはありますかというふうにお尋ねしたんです。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 学園都市構想につきましては、お話をしたことはございません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長は、この大学の開校予定について、2025年開校というふうにおっしゃっているようですが、それは事実ですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) そういうお話はしたことはございません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 昨年12月に、温泉場お散歩市で市長はお話をされたというふうにお伺いしていますが、どうなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 市長。 ◎市長(小野登志子君) そういうお話はしておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 市長個人として大学が新設されれば、地域の活性化に資するという答弁ですけれども、国で問題になっていた加計学園の今治市での獣医学部新設計画をめぐっては、自治体の補助金の在り方が議論されているわけですけれども、誘致した大学に通う若者で活性化した自治体もありますけれども、学生集めに苦しんで、多額の公費を費やしながら撤退される施設も相次いでいるということですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) その加計学園、そのことにつきましては、私もお話をしたことはございません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) お話をしたんではなくて、こういう状況にあると、先ほど市長が大学が新設されれば地域の活性化に資するというふうにおっしゃったので、その件に関連してこのような状況ですが、いかがお考えですかというふうにお伺いしました。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) そういう問題でありましたら、しっかり調査・精査をしていかなければいけないと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 文科省による2008年から10年間分の調査では、今治のように自治体が学校や学部の開設時に補助金を出した事例は27件で、総額は207億円に上る。10億円以上の補助は5件、最高額は今春開設された国際医療福祉大学の80億円だったと。建設費などに市が45億円、県が35億円を補助、校舎の土地も市が27億7,600万円で取得し、無償貸与したと。補助金額は、計画段階の経費の半分に当たり、今治市も補助の参考にしたというような話があるんですけれども、このような負担がかかることを知っていて、地域の活性化につながるというふうにおっしゃっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) ご質問にあるものとは少しかけ離れているのではないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ですけれども、大学が新設されれば地域の活性化に資するという市長の答弁に対して質問しているんです。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) これは、そのとおりじゃございませんか。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、反射炉ガイダンス施設の関係の質問に移らせていただきます。 反射炉ガイダンス施設が先ほど教育長の方からお話があったとおり、来場者の見込みが5万1,000人になったと。これは、世界遺産認定前の数字に戻ったわけですけれども、このことについてはどのように分析をされているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) ただいまの5万1,000人ちょっとということで先ほど教育長の方が答弁させていただきましたけれども、こちらの方は、当然、令和2年度につきましてはコロナの影響が非常に大きかったということで、令和元年度につきましては18万人、それから平成30年度につきましては21万人ということで来場者がありましたので、このコロナという、こういった事態につきましては、人数が減ることはもともと想定はしていなかったわけですけれども、今後こういう事態も起こり得るということも考えながら、最低でも10万人、できれば令和元年度の18万から20万人というところを目標に、今後いろいろな施策を考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 部長、これまでの当局の答弁というのは、目標20万人というふうにおっしゃっていて、入場料が500円だからおおむね1億円というような話の中で、その中で経費も1億円を賄うというふうな考え方だったと思うんですが、その点に変更があったということなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 過去の収入、それから来場者数を考えていきますと、500円で1億円の収入というところが目標というような形にはなっておりますけれども、様々な要因がありまして、こちらの方はやはり500円の収入に対しまして1億円までは若干届かないのかな、それから、20万人を当然今後も、大河ドラマの関係もございますけれども、そういった機会に20万人以上を確保していきたいという考えは持っておりますので、下方せざるを得ないという事情はありますけれども、目標は500円で1億円というところは変えずに考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 令和2年度の入場者が5万人に減ったというのは、全てコロナの影響だというふうにお考えなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) こちらの方は令和元年度、それから平成30年度ということで、若干ずつ減少している部分がありましたので、そういったことで若干そういった下方に向いているということは否めないかなと思います。 しかしながら、こちらの方の臨時休業が4月9日から5月末まであったことや、それから10月1日から10月21日までは修理工事のために閉館せざるを得なかった、そういったところもございまして、今年は例年とは大分違う状況だったと。それから、国民の皆様には、国の方から非常事態宣言という形で他地域への移動は避けてほしいという、こういう強いお願いがありましたので、そういったことでこちらの方にお越しいただけなかったということがありますので、コロナの影響というのは、この中でもかなりの比率だと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 目標の20万人から割ってきたわけですね、その前から。20万人を達成するためには、何をしたらいいというふうにお考えなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) そちらの方の20万人達成につきましては、ずっと過去から何とかそういったものを確保していくためにはどうしたらいいかということは検討をしてまいりました。先ほども大河ドラマの関係で出ておりましたけれども、そういった旅行のパックとかそういったもの、それからほかの歴史関連施設等とタイアップしたような、これから旅行とかそういった企画のものを増やしていきながら、反射炉への誘導を考えていきたいというふうに思っております。 これから収入を増やすためには、それだけでは足りないかと思いますので、どんなことが工夫によってできるのか、今後も引き続き検討を続けてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ところで、この反射炉ガイダンス施設の館長というか、責任者はどなたなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) ガイダンスセンターの施設の管理者としましては、文化財課の課長がこちらの方の管理を請け負っているという形ですけれども、実際には館長がそこに在籍しているわけではございませんので、今は正規の職員が1人、そちらの方に常駐している形になっておりますので、その者が基本的にはそちらの方の一般的なことを管理しているということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 先ほど部長が言われた旅行業者との営業だとかということだとか、展示が常設展だけで企画展がないことだとか、責任者が運営のことについて判断するべき内容がたくさんあると思うんですが、その判断というのは課長がされるということなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 当然のことながら、施設の管理者がそちらの職員を使っていろいろなことを考えるというのはありますけれども、そのものを基に、当然、教育委員会として私も含めまして、こちらのほうはどうしていったらいいのかということを考えて、場合によっては総合教育会議等のそういった場で、こちらのほうの方針を決めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 先ほどの答弁で、入場料の500円が駐車場代を含めて適切だということなんですが、富士山世界遺産センターの入場料は300円ということなんですが、それと比較しても適切というふうにお考えなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) こちらの500円にした経緯につきましては、過去にも多分何回かの説明の中であったと思います。当然、一番元は100円から始まりまして、300円、そして500円ということなんですが、300円というところに落ち着かなかったというのは、やはりガイダンスセンター、それから駐車場のこともありまして、そういったものをトータル的に考えて500円という数字を導き出しておりますので、こちらのほうは、富士山のガイダンスセンターのほうとの比較だけでなくて、いろんな似たような施設と比較しても、500円というものは高いというふうには考えておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) その500円の値段が、入場者数が増えない原因だとはお考えにならないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 500円というものが、例えばもしそれを仮に300円とかにもう一度下げたとするならば、やはりそこにはまた入場者数としては1.67倍ほど来ていただかないと、そちらのほうの収入には届かないことになりますので、なかなかそこを金額を100円下げた、200円下げたからといって、入場者数が増えるとは今の段階では考えておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) その入場料で財源を賄う問題と入場者数を増やす問題は、私は別だと思っていまして、実は富士山世界遺産センターはコロナの関係で入場者が減ったんで、300円を150円に期間限定してやっているんです。これは財源を確保ということではなくて、やっぱり交流人口を増やすということで、判断をしてやっていると。その点においては、反射炉の入場料を下げて交流人口を増やして、市内観光なり何なりに経済的に貢献するようなことの考えはないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 今、言われた期間限定とか、そういった形での値下げということも、一つの方策ではあるかと思います。こちらのほうは、私どももそこを深く議論したことがないので、ちょっとそういった事例を研究させていただいて、本当にそういったことで入場者数とかの確保につながるのか、交流人口が増えるのか、そういったことを調査、検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それで、財源のほうの話をしますと、今年度の反射炉関係経費は1億3,000万円。それで、先ほどの令和2年度並みの収入が1,900万円ですか。そうすると、マイナスが1億1,000万円になるわけですね。それで、私は市民は無料だけれども、今度、財源の話としては市民を有料化して、100円でも取ったらどうかというご提案をしているんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。
    ◎教育部長(佐藤政志君) 市民の方の利用については、全体にしますとちょっと比率的にかなり低いパーセントになっております。そういったことで、ここを市民の負担としても、入場料としては賄えるような金額が増えるというようなことにはなりませんので、それから今こちらのほうの反射炉の保存等につきましては、ほかの財源といたしまして、寄附金であるとか、それから周りの河川の整備とかそういったところでも、清掃活動等、いろんなボランティアの方たちにもしていただいて、経費を増やさないというようなこともしておりますので、そういったことで、市民のほうはこちらの歴史的資産について学んでいただくこと、それからこちらを誇りに思って、これから将来につなげていくという活動の中で、入場していただきたいと思っていますので、無料という形は今後も続けていきたいと、今のところは考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今、部長が寄附というお話をされていたんですが、私もやはり市民がこの世界遺産を支えるという意味で、市民は寄附の意味で入場料100円払ったらどうかということを申し上げているんですが、そういう考え方はいかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) こちらのほうも先ほど言ったように、今のところそういった考えは持っていないということでありますけれども、そういった将来に向けて、こちらのものを保存、それから継承していくために、市民のご理解が得られて、しかもそういった活動につながっていくのであれば、考えていくということも検討していきますけれども、やはり先ほど来から言っているとおり、市民の方たちには無料でなるべく何回でも来ていただいて、反射炉のことを深く知っていただければという思いがあります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 次に、財政についてお伺いいたします。 行政は単年度会計で現在の280億円を超える借金を、ただその借金の返済については、長期にわたっていくわけですけれども、私はその点では中期財政計画が必要だと思うんです。しかし、伊豆の国市はつくらないんですが、なぜ伊豆の国市は毎年、中期財政計画をつくらないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 中期財政計画は今現在持っていまして、議員の方々に示しているとおりでございます。その中期財政計画が今の現状と果たして大きく乖離しているかどうかというと、決算時点で見ればそれほど大きな乖離はないと私どもは分析をしております。それの中で、今はコロナ禍の中でなかなか歳入の見込みが難しいという中で、償還のシミュレーションをつくりながら、そういう財政の計画、検討をして、予算を立てているというところでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 皆さんもご承知のとおり、裾野市は2月15日に財政非常事態宣言を宣言したわけですけれども、これは令和元年より3年間で6億5,000万円の削減目標をしたけれども、市内企業の移転だとかコロナで税の減収して、達成できなかったと。さらに令和3年度の予算編成で、新規事業の原則禁止、事業の休止、先送りに取り組んだけれども、数年後の予算編成が困難になるということで財政非常宣言をしたんですが、私はこの裾野市というのは、かなりいろんな財政の指標というか、ふだん検討しておりまして、総務省が示した統一的な基準に基づく財務書類4表、貸借対照表と行政コスト計算書、自由資産変動計算書、資金収支計画等を公開して、毎年、中期財政計画を作成しているわけです。 一方、伊豆の国市は中期財政計画もつくらず、バランスシートもなく、財政が将来危機的状況になるということすらも分かっていないんじゃないかというふうに私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 先ほど申し上げましたとおり、中期財政計画は今つくってあって、皆様のお手元にもあると思います。その中でいろいろ議員のおっしゃっているのは、その見直しもせずというお言葉でしょうか。そういうことをおっしゃっているのかなと思いますが、今現在、歳入の見込みがなかなか難しいという中で、我々は今はその見直しをする時期ではないということをお答えしているわけでございます。裾野市はいろいろと計画等々をつくっておるんですが、こんな非常事態宣言というのは、今まで調整基金に頼ってきたその予算を見直そうという中で、この宣言を出したということでございますので、実際、我々の今、伊豆の国市の状況と若干違うと認識しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 部長は、裾野市の財政力指数をご存知ですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 20年度、0.99となっております。 ○議長(古屋鋭治君) 内田議員、挙手してから発言してください。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 伊豆の国市の財政力指数は幾つですか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 市長戦略部長。 ◎市長戦略部長(西島功君) 今は0.7いっていませんので、0.67ぐらいですかね。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、次に大河ドラマの質問に移ります。 推進協議会の件なんですが、推進協議会の事業と事務ということで、推進協議会は市長が招集した法的根拠がない任意団体という認識を私はしておるんですが、令和2年10月7日に大河ドラマ館を韮山時代劇場に決定したと言われますけれども、推進協議会に場所を決定する権利はあるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 推進協議会は、法的根拠等はありません。それで、令和2年7月5日に推進協議会が発足して、その中の会則が制定されました。そして、推進協議会の中で、推進協の方針という中で行う事業の中で、ドラマ館の設定というようなことであります。そして、その中で推進協の位置づけというのは、事業の決定をするというようなことでありますので、法的ではないですけれども、ドラマ館について決定したというようなことでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 権利はあるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、内田議員がおっしゃる権利というのは、どこを言っていらっしゃるんでしょうか。推進協議会の中で、行政のほうが一番適切であると、韮山時代劇場にドラマ館を設置するのが一番全ての項目において協議した結果、そこがふさわしいという話をもって推進協にお諮りしまして、そこで承認されたという事実でございます。そこの部分に関しまして、それ以上の決め方を僕は見当たらないと思っていますので、今までのプロセスについては特に間違っていないと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 場所を決定するということは、当然、予算を伴うことですから、予算の決定権は私は議会にあると思いますけれども、その点についてはいかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) もちろん予算の発案権は市長にありますけれども、それを議会のほうで承認していただくということになりますから、予算に関しましては、最終的には議会の承認がなければ、最終的な決定はないというのは間違いありません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、場所の決定権は推進協議会にあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 承認をしていただくというスタンスでいますので、それをいつまで話をしていても、正直なところ結論が出ないと思います。ですから、全て議員さんのほうにも有利性だとかも含めてどこがふさわしいということを説明し、そしてそれを議会のほうにもご報告させていただき、そして推進協議会のほうで承認いただいたという形でありますので、これ以上、やり方、方法としては、僕はこれが一番ベストだと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) やり方、方法をお伺いしているわけじゃなくて、決定権がどこにあるかというふうに、副市長、聞いているんですよ。お答えください。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほど言いましたように、予算に関わることについては全て市が発案権ございますんで、そこで発案させていただき、その予算をもって議会の承認を得て、最終的な決定という形になろうかと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それでは、別の質問ですけれども、推進協議会の事務を行う市の職員の立場というのは、どのようなことになっているでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 職員の立場ということですけれども、事務を行うに当たりまして、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会事務局規定というのを制定してございます。その中で、事務局は伊豆の国市大河ドラマ館内に置くということで、事務局長はまちづくり政策監、事務局次長は大河ドラマ推進課長をもって当てるというふうなことでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これは、市から協議会に派遣するということではないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 派遣するということではございません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 派遣することではなくて、どういうことなんでしょうか。説明をお願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 推進協議会の事務を行うというようなことでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 推進協議会の税法上の取扱いについての考え方はどうなっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 課税団体という、確定申告を行うというようなことでございます。ちょっと説明が不十分でございますけれども、また後ほど資料が来ればということで、すみません。資料が、事務局のほうから来ると思いますので。今は、確定申告を行う団体というようなことだと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 協議会の予算概要書に税金関係の法人税とか消費税の関係が出ていないんですが、その点についてはどうなっているでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 説明会で上げた資料ということですね。そこには特に計上はしていませんが、一応、税理士への委託料を計上してあります。委託料の中で、事務局関連費の中に税理士の委託料を見て、その中でちょっとその課税の関係は対応していくということでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 税理士の委託料から消費税を払うということですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 税理士に相談をして、その中で払うなら払うというようなこと、見ていただくということです。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続きまして、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、内田議員が、推進協の行う事務はどうなっているかというところのほうから発展した形の質問だと思いますが、正直言いまして、そういった内容まで質問にお答えするということを想定しておりませんし、細かい話につきましては、もう少し資料があった段階で、また具体的に事前にお話ししていただければ資料を提出できますけれども、正直言いまして、今のこの事業、質問の発言通告書の中身からはそういうことを想定されていませんでしたので、そこについてはしっかりと事前にお話しさせていただければ、そこについては資料もしっかりと整えさせていただきますんで、その点についてご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) それは副市長、違うでしょう。細かい数字を、消費税が幾らかと聞いているわけじゃなくて、税の取扱いをどうするかということについて、事務について聞いているわけだから、通告がなければできないという話じゃないでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 事務はどうなっていますかだけでもって、そこまで推測はできませんものですから、細かい今言ったその推進協の決算の話ですか、そういう話にまで発展すると思っていませんので、そこは今、資料があればすぐに報告させていただきます。 ありましたんで、すみません。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続きまして、まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 令和3年度から収益団体として登録を予定しているということでございます。令和2年度は収益事業がないということですね。令和3年度から収益事業を行うので、税を申告するということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) そこら辺が協議会の予算概要書にうたっていないのは、私は不手際だと思いますよ。それ直しといたほうがいいような気がしますけれども。 次に、推進協議会に県の行政機関の警察と県立高校が入っているわけですけれども、これはどのような立場で入っているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 警察は、これから大河ドラマ館に多くの方が来場されて、交通対策等を相談したり、交通対策の部門から警察、あと学校は、子供たちの教育、またこの間、韮高生がやっていただいたような地域への盛り上がりというようなことでお願いしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) この推進協議会というのは、名前は推進協議会ですけれども、実態としては実行委員会で、5億円以上のお金を預かってそれを執行していくわけですよね。そこに警察だとか、県立高校が入るということはよろしいんですか、これ。お伺いを立てているんですか、これ。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) お伺いというのはどちらにお伺いでしょうか、すみません。 県ですか。はい、事前に相談して、どうですかというようなことでしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 内容も含めて了解しているということでよろしいですね。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) はい、大河ドラマの推進協という概要を説明して、承諾を得て出席してもらっています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) いろいろ聞きましたけれども、この推進協議会の会長が市長で、事務局が市の職員と。事業資金も市が出しているということを考えますと、なぜこれ市が直轄事業でやらずに、推進協議会という形でやるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 目的が市民一体というようなことがありますので、市だけではなく、市民または観光業者等を含めて、地域の活性化ということでお願いしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) じゃ、補足で副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今、内田議員が市直轄でというお話をされましたが、これ自体がそもそも市で直轄でやるべきものじゃないということは、先ほど言いましたとおり、これ市だけが主体でやることではないという考え方です。 というのは、当然、何回も説明させていただきますが、推進協議会の中にはその下に部会というのを設けさせていただいて、その中には関係する団体を、市民それから旅館それから宿泊産業それから旅館組合、飲食店、そういった実際に地域活性化につながっていただくために、関連する方全てにできるだけ入っていただいて、そこの中でしっかりともんでいただいて、事業として組み立てていくというスタンスでいきますから、当然こういう形でいかないと、先ほど言いましたように、市が単独でやったとか、市の意見がまかり通っているだというような話になってしまうと、それ自体が事業として意味がないことになりますから、そういた意味でいくと、こういった推進協議会の中でしっかりともんでいただくために、部会という形でたくさんの方に入っていただき、市民の方にも入っていただく。その中でもんでいただいて、それをいわゆる事業として推進協の中に上げていきながら、全体の事業を組み立てていくというスタンスでいますので、そういった意味でいきますと、当然、直轄ではなくて、こういった形だというのは当然だと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これ、だけれどもずっと市が主導で事務局としてやってきて、その枠組を皆さんにお諮りしているだけじゃないですか。違いますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 少し質問されている意味がちょっと分からないんですけれども、当然、昨年1月8日に初めてドラマ化されたというのが市のほうに申されてきたわけですから、時間的な余裕がなかなかないわけですよね。ですから、当然スタートの段階では、市がその経過から始まって、事業の進め方をある程度想定した中でもって、皆さんにご提示しなければできないというスタンスでいきますから、当然スタートの段階では、市のほうが持っている情報等を提供させていただくというスタンスで来ています。決して、だから関係する団体の方のご意見を伺わないなんていうことはない状況でいますので、これからだと思います。 ですから、こういった議論はできるだけ早くやりたいと思っていますし、今も進めていますけれども、現実的な話をしますと、場所の問題から始まって予算の問題等、議員さん皆様からご提示されていますので、もっともっとこれを早くやりたいと思っていますから、そういったスタンスで今後も皆さんにもご理解いただきたいと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これまた鎌倉市の例を出しますけれども、鎌倉市は担当が1人でやってきて、既に観光協会のほうでキャラクターもつくって、どんどん仕事が進んでいるんですよ。これ何で、協議会なんかつくるから仕事が進まないんじゃないですか。そこで協議して、しないとできないから。違いますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 鎌倉市さんのほうの話を比較されても、私ども困るんですけれども、こちらはこちらの中でもって、できる限りの情報等を共有しながら進めていますので、鎌倉市が1人だからこれだけできるから、うちが何もできていないという言い方をするのは、僕は変な話だと思っています。そもそもこういった話というのは、議員の皆さんにも説明させていただきましたし、各種団体の方にも前から説明させていただいています。ですから、その中でご意見来れば、どんどんそういうものを積み上げながら協議させていただいているというスタンスですので、今の状態は目に見えている部分だけではないと思っていますから、そこはしっかりと皆さんと共有しながら進めさせていただきたいと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。
    ◆10番(内田隆久君) 次、利益相反の件について。 ○議長(古屋鋭治君) 内田議員、少しお待ちください。 次にいくようでしたら、ここで会議の途中ですけれども、暫時休憩とさせていただきます。休憩時間は13時までといたします。 △休憩 午後零時02分 △再開 午後1時00分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 午前に引き続き、10番、内田議員の再質問を許可いたします。 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 最初に、午前中に私の発言の中で「推進協議会なんか」という言葉を発言したと同僚議員から指摘がありまして、本意ではありませんので、訂正させていただきたいと思います。 それで、利益相反について質問をさせていただきたいと思いますけれども、これ利益相反という言葉は、お金を出す人と使う人が一緒だということについてなんですが、先ほど市長のほうからも説明がありましたけれども、「信任を得て職務を行う地位にある人物(政治家)が立場上追求すべき利益・目的と、その人物の他にも有している立場や個人としての利益とが、競合ないし相反している状態をいう」と。「このように利益が衝突している場合、地位が要求する義務を果たすのは難しくなる」と。利益相反は、不適切な行為が行われなくても存在する。「利益相反は、本人やその地位に対する信頼を損なう不適切な様相を引き起こすことがある」と。「一定の利益相反行為は違法なものとして扱われ、法令上、規制対象となる」ということですが、今回の市長が会長を務める大河ドラマ推進協議会の会長をやっているということについて、どうかということなんですが、先ほど市長の答弁では、代理人を立てて交付金を出せば法には違反しないというお答えなんですが、これは契約上の問題としては多分そういうことだと思うんですが、考え方としてはいかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) そうですね。議員の言われる双方代理ということでございます。民法上の第108条の双方代理の禁止に抵触しないように、事務局長である私が代理となるようなことを決裁を取ってありますので、特に問題はないと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) まちづくり政策監、だからそれは問題ないと、僕、言ったじゃないですか。だからそれは契約上、問題はないと思うんですよ、名前を変えれば。ただ、考え方の点で、先ほど申し上げたもともとこの事業は昨年の1月に市長が言い出して始まった事業なんですが、それのお金を出すのが市長であり、お金を使うのも市長だということの考え方について、どうかということをお尋ねしてたんですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 手続上の場合は、双方代理ということでご理解いただいていると思いますが、そもそもこの事業を進めていく中で、先ほど言いましたように、市長がやりたいことをやる、それでそれに対して予算をつけるから、どんどん事業を進めていくというスタンスと全く考えていないわけですから、推進協という組織の中でしっかりともんで事業を積み立てていくという考え方でいきますので、これは利益相反とかという部分に対しては全然当てはまらないと思いますし、またあっちゃならないことだと思いますので、そこはしっかりと担保すべき中で推進協の事務局もありますし、委員さん、それから副会長さんもいらっしゃいますので、そこは問題ないという言い方じゃなくて、そんなことを考えた状況の中で進めているつもりは全くありません。 ○議長(古屋鋭治君) 引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) どうして市長が会長にということについて、私自身といたしましては、これは幾ら観光に寄与するもの、あるいは教育に寄与するものといたしましても、観光協会会長さんとか教育関係者というわけにはまいらないと思います。なぜならば、42団体、49名の集まる協議会でありますので、この多種多様な方々がお集まりになるというところで、やはり市長がやらなければならないのではないか、あるいは責任者ということも考えなければいけないと思っています。この大事業を成功させるためには、当然、責任もついて回るということを考えたからであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これまで過去にも大河ドラマの推進協議会というのは全国で、いろんなところで立ち上がっているわけですが、その中で市長が会長を務めた事例はあるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 私の調べた範囲の中では、「麒麟がくる」の可児市が、可児市長が会長をやられています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) そうですか。あるんですね。それはそれとして、倫理上、問題はあるというふうなことだけ申し上げておきます。 もう一つの利益相反なんですが、推進協議会の会員が推進協議会から発注される仕事を受けると。これは利益相反なんじゃないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) その件につきましては、協議会は幹事会も含むんですけれども、株式会社の取締役に相当する役員ではなく、契約における代理人にもならないので、自己経営や双方代理にも当たらず、問題はないというようなことでございます。先行市も例えばJTBさんとか、近ツリさんとかそういう旅行会社が入っていて、その中で運営をやったりしていることがありますので、問題はないと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) この後で、契約のところで聞こうかと思っていたんですが、今言われた旅行会社ですとか、これから発注に当たって、プロポーザルをやって受注する中に加わっていくとなると、プロポーザルの内容を協議していく推進協議会の中で、あらかじめ情報があってプロポーザルにエントリーするのと、そうでない人というのは差があると思うんですが、その点はいかがなんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 幹事会にも例えば先ほどの旅行会社さんは入っているんですけれども、公募型のプロポーザルですので、それはそこだけではないということで、公募型でいきますので、公募型でちゃんと公募の公告を開いてから検討する時間がありますので、その点は大丈夫だと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) どのくらい期間があるか知らないけれども、初めて聞く人とずっと最初から協議に加わっている人と差があるんじゃないですか、まちづくり政策監。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) おっしゃるとおり、初めてそれに関わっている時間がというところはあると思いますけれども、この後で出ますけれども、例えばドラマ館運営等の業務は、大体、内容は先行市という、先行市はもうオープンにしていますので、それらを見てくれているとは思いますけれども、そのようなことを参考にやっていくと思いますので、そこでは大した差はないと思っております。 以上です。 最初から、プロポーザルの内容の検討に入っているということです。業者が、例えば旅行会社がプロポーザルの内容のことに関して関わっていると。検討に入っているということと、ほかの業者が、協議会に入っていない業者等がその内容に関わっていないということは大して問題というか、差はないと思います。もう今までの大体パターンは決まっているので、特に問題はないと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それじゃ、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) そもそも公募型のプロポーザルの中身について、つまびらかにしているわけではありませんので、もちろん事業としてどういったという話はありますけれども、それとまた場所的なものは、ある程度関わっていらっしゃる方は想定はできると思いますけれども、そこはそんなに影響はないと思います。ただ、プロポーザルするポイント、どこに重きを置いて業者を選定するかというのは、もちろん業者さんのほうには全て分かる形で話ししているわけではございませんので、そこはしっかりとした形の中で進めていけば、僕は問題ないんじゃないかなと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 私は、問題があると思うから聞いているんですよ。協議会の会員の方はプロポーザルから外したら、参加資格なしにしたらいいじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今のところ、今、協議会に入っている例えば旅行会社でいえば、伊豆箱根さんもそうだし、東海自動車、JTBさん、近畿日本ツーリストさん、これらを外してしまうと、この後私たちが期待している販売というか、旅行商品の展開に非常に影響がありますので、その考えはありません。公募型のプロポーザルという応募の仕方でいきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これ今、伊豆箱根さんの名前が出ましたけれども、私が申し上げたいのはJTBと近ツーなんですけれども、今まで大河ドラマ館の運営をほとんどこの2社で受けているんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 今までを見ますと、確かにその2社が主であります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) プロポーザルなんかやる意味ないじゃないですか。最初から随契でやればいいじゃないですか。違いますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) そこが、例えば名前を言うとJTB、近ツリさんという、その中でも競争が働きますし、もしかしたら伊豆箱根さんとJTBさんのジョイントということも考えられるし、いろいろパターンは考えられると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 税金でやることですから、公平にやるべきだと私は思いますけれども。 次に、事業の収入のところの財源の話の中で、地方創生推進交付金の決定時期なんですが、4月1日以降ということなんですが、これまだ決まっていない財源をもって、予算立てしているということになるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) そのとおりでございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 地方創生交付金が下りなかったらどうされるんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 補正で事業の縮小なり、ちょっとその辺は検討しなければいけないなと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それじゃ、副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 事前に内示申請ということでお話をさせていただいたと思いますが、そもそも申請を通して、内示をいただくべき事業の説明というのはさせていただいております。その中で県も入り、国に対して申請するわけでございますんで、今、基本的には申請が通るようにという形の中で進めていくだけでございます。ですから、今、通らなかったらということは考えておりません。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 考えていないといったって、決まっていないものを財源にしてやるのはどうかと聞いているんですよ。 それで、さっきまちづくり政策監が縮小というふうにおっしゃったんですが、どのような形で縮小するんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) いや、今は具体的にどこをどうというのは考えておりません。 それと、今回の地方創生推進交付金も特別なわけじゃなくて、建設課の方面でやっている社会資本整備総合交付金も同じなんですよね。1月に申請をして4月に下りると。そのようなことで予算を組み立てていると思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) あまり一般的なケースじゃないんで聞いているんですけれども、今回の令和3年度予算に入れないで、別に交付決定がした後、4月以降にこの交付金入れて、補正を組めばいいんじゃないですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 2月の全員協議会でも説明させていただきましたけれども、各業務で、この後いろいろ質問が、3番と絡んではいますけれども、まずこの大河ドラマの事業、大河ドラマ館がメインになるんですけれども、それが最大の効果を生み出すには、大手旅行会社の6月の情報というのに、目玉となる例えば大河ドラマ館がどこでどのようなもの、いつからというような情報がいかないといけません。そのためには、大河ドラマ館であればNHKエンタープライズと、ここは市長の答弁にありましたけれども、随契になるんですけれども、業務依頼書を出しまして、それを取り交わして作成に入っていくと。 あと、義時ミュージアムも先ほどから言っていますように、プロポーザルを4月に発注公告いたしまして、そして当然プロポーザルですので考える時間がありますので、5月に1か月ほど置いてプレゼンテーションを行って、6月の末に契約をして、それから制作という、大河ドラマ館は1月ですので6か月、NHKエンタープライズのほうとは8か月というようなことでございます。 それで、また一番大事な大河ドラマ館入場券販売管理、また運営業務という中で、これもプロポーザルでやりますので、4月に発注公告。これは全員協議会でもこの流れ全部説明していますけれども、プレゼンテーションを5月にして6月に契約をすると。それから、一番大事な旅行代理店への販売とか、そういう旅行商品に関する営業活動をしてもらわなければいけないですので、4月の当初で発注の作業に入らないと間に合わないということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですね。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) そもそもこの地方創生推進交付金も含めた交付金事業というのは、当然、予算の後ろ盾がなければ申請はできませんし、そもそも内示いただくためには、この事業自体はハードに使えません。ソフトに使えるということでございますので、ハードだけではなくてソフト事業として、今、位置づけとするための関連する事業の中に、ソフト事業の中にも入っているわけです。これが担保されない限り内示としてもらえないわけでございますので、当然そういったハード面でないソフト面に対する交付金の事業の組立てでございますんで、当然そこの部分については、もう4月早々から動かなければならない。4月でも遅い部分はありますけれども。そういった中で、ぎりぎり4月から動かすためには、この内示申請をして、そしてそれを本申請につなげていく。その担保として、それを予算立てしなければならないという組立てでございますんで、これを当初ではなくて補正ということは考えられません。ですから、そういった組立ての中で進めさせていただきたいと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 事業の収入のうちの入場料収入の根拠となっている30万人の集客の件なんですが、大河ドラマ館のファンが10万人いて、その人たちが、30万人のうち10万人が来るとおっしゃっているんですが、この10万人というのは、昨年の「麒麟がくる」では来たのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 来ていないと思います。緊急事態宣言等、コロナの影響があって来ていないと思います。10万人全部じゃない、それが5万人なのかもしれませんですけれども、今までやってきた運営業者から聞いている10万人は来ていないと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) あと、伊豆の国市を周遊している人が45万5,000人いて、その人たちの中で何人が大河ドラマ館に入場して、どのような経路をたどって来るんでしょうか。この45万人って、そもそも何のカウントが45万人というふうにおっしゃっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) すみません、45万人というのは、私が12月に説明した内容ですか。 すみません、ちょっとお待ちください。 そのときの12月の説明では、そのときはたしか私、コロナの影響がない平成30年の数値で説明したと思います。伊豆の国市の入り込み客数が210万人、反射炉に18万人、江川邸に5万人、イチゴ狩りに19万人、小坂のミカン狩りに3.5というような流れで、最低30万人ぐらいはそこであって、プラス毎年訪れる大河ドラマファンが10万人いるというようなお話をしたと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今、コロナの影響があるやなしやの話をされているわけですけれども、2月12日の全員協議会で来館者30万人を想定するのは、新型コロナワクチンの予防接種があるからということをおっしゃっているんですが、これはどのような意味でおっしゃっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 全員協議会で説明したワクチン接種の関係ですけれども、たしかイスラエルが一番ワクチン接種が進んでいますというお話をさせていただいたと思います。それで、そのイスラエルの話をしたんですけれども、私が持っている今手持ちの資料で、朝日新聞のデジタルというのでは、イスラエル、これは2月21日ですね。イスラエルのワクチン接種で2回目のワクチン接種を打った結果、感染を防ぐ効果は95.5%だったというという、このようなお話を全員協議会で、この今、私の言った内容と少し違いますけれども、ワクチンが一番接種の進んでいるイスラエルでの例を示して、今より収束が見込めて、お客さんが戻ってくるのじゃないかというようなご説明をしたと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 日本では2月下旬からワクチン接種をしていますけれども、遅れる可能性は十分にあって、国民全員に行き渡るのはどれほど時間がかかるか分からないと。また、どれだけの国民が受けるのかも、現時点では分からないと。接種しない人が多くなれば、流行がくすぶるおそれもあると。感染しないことを確約するものでもなく、今後も新しい生活様式が続くだろうというのが、今の日本国内の見方だと私は思うんですが、いかがなものでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 確かに今、議員のおっしゃるとおり、ワクチン接種については、ワクチンの入手が遅れている関係がございまして、なかなかそんなに進んでいないということも含めまして、どこまで行き渡るかというのが、今の段階でなかなか予測できないところでございます。 ただ、4月になりましたら、高齢者を中心にそこからスタートしていくというのは、スタンスであるわけでございます。その効果というのは、今さっきも言いましたように95%以上効果があるということを見込んでいますが、そもそも30万人という算出の根拠を出したときには、しっかりと手指消毒から始まりまして、新しい生活様式に基づいたおもてなし、それからソーシャルディスタンス等を考慮して、そういった部分も含めて、できるだけ密を避けるような対策を取るということを前提とした上で、30万人は対応できるだろうと。少なく見積もった形の中での算出根拠だということは、何回もお話しさせていただくとおりでございます。 ただ、今、大事なものは、ワクチン接種ということをしっかりと位置づけて、それをできるだけ市民の方に広く対応するということは、もう第一に考えなければいけないんですが、同時にやはり皆さんも地域振興に資すると、それについては理解していただいているということでいけば、当然その後のことも対応で考えなければいけません。 ですから、それを見込んだ中で、30万人よりも1人でも多く来訪者の方が来ていただくようなことを考えなければいけませんし、その対策を取っていかなければいけない。そんなスタンスの中で、最低限30万人は来るだろうという想定をしているわけでございます。ですから、今後はそれを見つつも、しっかりと30万人以上来たときもどういう対応をするかということは協議しながら、対応を考えながら、1人でも多く観光客の方が来ていただいて、それが地域振興につながるような施策にできるようにということで、それを第一に今後も議員の皆さんも含めて協議していきたいと思っていますんで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 令和3年度予算で、芸術文化振興事業、公演だとかコンサートをやる事業があるんですが、コロナの影響で積極的にできないので縮減するということで、この間説明があったんですが、なぜ大河ドラマ関係だけがワクチンの効果でできるというふうにおっしゃっているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 大河ドラマ館というのは1月から始まって12月ですので、よその文化施設等、予算的には年度でいっていますので、大河ドラマ館は来年の1月からということで、ワクチンの効果も今より当然ある。ほかの施設は年度ですので、この4、5、6、7、8ぐらいまで影響があるのかな。そういうことであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今度、支出のほうですけれども、NHK関連会社との契約についてですが、契約日はいつで、誰と誰が契約を結ぶんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 市長の答弁にもありましたように、契約は大分後になると思います。業務依頼書の受け交わしというようなことであります。それを4月当初に行うと、依頼書を出すというようなことでございます。NHKエンタープライズと推進協議会でということになります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これ市でなくて、推進協議会が契約できるんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) できると思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 参考見積りを取っていると思うんですが、ちなみにNHKの商標権が発生するポスターだとか、顔出し関連の価格というのは、おおむね幾らぐらいするんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 大河ドラマ館に関係する見積書は頂いていますが、個々のポスターが幾らという金額は、提示はありませんでした。私、見ていますけれども。展示、企画というような、展示、制作、一式的なものでございます。ただ、エレベーターの前に、今「麒麟がくる」とかのポスターがあると思いますけれども、あれはNHKサービスというところでつくっているポスターでございます。その見積書は頂いてありまして、これも非常に大ざっぱでありました。1,000部で70万円からということで、あと備考欄に、部数やサイズなど規模により変動というようなことを書いてあります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) ドラマ館の設置で、これをプロポーザルでやるということなんですが、以前、委員会の中で丹青社がやるというふうにおっしゃっているんですが、これもなぜ随契でなくてプロポーザルになるんでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 委員会の中で、丹青社がということは言っていないと思いますが。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 議事録で確認してください。 次に、効果のところで、いつも経済波及効果があるからこれをやるんだというふうにおっしゃっているんですが、経済波及効果って具体的にはどういうものを指して、観光、飲食、物販というのは分かるんですが、それよりさらに具体的には、経済波及効果って何を指しているんでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 数字的なものでしょうか。効果という内容ですけれども、市長の答弁にもありましたように、教育といえば義時、北条一門の学び、観光でいえば観光業のおもてなし、商工でいえば今取り組んでいただいているブランド品、あと地域の一体化、盛り上がりというような地域の思いということでありますれば、豆塚神社のような江間地区でのような梁銘板のこと、義時が動かしたと言われているようなこと、そういうようなことが効果であります。 経済波及効果的なものは、何回も言わせていただいていますけれども、全協で説明した直接的な経済波及効果といいますと、静岡県の観光の流動実態と満足度調査という中に、1日当たりの消費額、日帰り客は6,084円、宿泊客では県内外平均して2万6,000円というようなことです。この間の全協で説明した浜松の直虎の資料でいきますと、日帰り客が6,850円、宿泊客が3万2,261円というようなことで、その金額をそれぞれ全協のときの説明ですと、純粋に交流客数が増えたのは18.6万人の増と見まして、それで7割を日帰り、3割を宿泊として計算いたしますと、約26億円というような計算が出ております。 また、統計センターしずおかという経済波及効果分析ソフトというのが、エクセルなんですけれども、そこで想定の人数を入れると、経済波及効果が大まかですけれども出るようなソフトがあります。それで入れますと、今度は30万人増加と入れますと、県内が35%、県外65%のお客さん、海外をゼロと見まして、宿泊を30%、日帰りを70%見た場合には、直接効果として約39億8,000万円と、約40億円というような数値が出ています。これはいろいろ補正がエクセルのソフトの中にありますので、ちょっとそこまで私には無理だったんですけれども、そのような数字となっています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 他市の事例はいいんですけれども、前も聞いたんですが、伊豆の国市としての目標というんですか、例えば宿泊だとか日帰りだとか、物販が何人で幾らという数字は持っていないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) そうですね。私の想定の中では30万人来ていただいて、宿泊が30%、日帰りが70%かなと思っております。それに単価というのは、市の単価はありませんので、県の先ほど言った観光の流動実態と満足度調査の単価を掛けさせていただいていればと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 今、まちづくり政策監が個人的にと言ったんですが、市としての大河ドラマの事業の経済効果の目標なり、想定している数字は公式にはないんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 人数の目標値は大河ドラマ館に30万人ということで、それは決定というかしていますけれども、ちょっと金額までは共通認識をしていません。 30万人のうち、ちょっと今、電卓をたたける状態ではありませんが、伊豆の国市内に宿泊が30%、日帰りが70%ということを、30万人のうち30%や70%ということを目標としています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) これ税金で3億5,000万円投入するわけだから、どのくらいの経済効果があって、幾ら税金が上がるかというのは示さなければいけないんじゃないですか、根拠を。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 議員のおっしゃるとおりだと思いますので、試算をしておきます。今はできていません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) いつ試算して、いつ示すんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) 間に合えば全協で示したいと思います。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 2月26日に市内の関係団体から市長と議会に要望があって、宿泊客の獲得と飲食売上げ、販売による経済効果を上げるべく準備しているから、予算案を満額で議決してほしいという内容のお願いがあったわけですけれども、市役所が物が幾ら売れるか、先ほどから聞いていても分からないんですが、物が幾ら売れるかとか、そういうことが非常に不得意なんで、民間団体が幾ら売って税金を幾ら納めるから5億円が安いですとか、3億円が安いですとかという話だと、市民も納得できるような気がするんですが、そこら辺のところはどのように考えているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 まちづくり政策監。 ◎まちづくり政策監(西島和仁君) そのとおりだと思います。全協で分かりやすい数字をと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) さらにその翌日の新聞ですか、市長が伊豆の国市の発展は大河ドラマにかかっていると支援を呼びかけたというふうに書いてあるんですが、これ誰に支援を呼びかけているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 要望に来られました方々の後ろにおられます多くの市民の方々に、呼びかけさせていただいたわけでございます。それでいいですか。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 100万人の集客があったと言われている大河ドラマ「真田丸」の舞台となった長野県の上田市は、何十年とかけて地域で真田の文字を学んで根づかせてきたんです。この上田市民の地道な取組や情熱が大河ドラマのファンや歴史好きの方々に受け入れられて、100万人を達成したんです。その点、伊豆の国市はどういうふうにお考えになっているんですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) その点につきましては、時間的な部分も含めているんですが、この大河ドラマは何回も言いますけれども、一昨年の1月8日の日に発表があり、大河ドラマの推進としてずっと動いていたわけではなく、突然、義時が大河ドラマの主人公になりますよという話がありました。ですから、当然、市民の中でも義時公を存じ上げない市民の方もいらっしゃるという中で、いわゆる郷土の機運醸成ということも含めた、教育ということも含めたそういった面からも、ゼロからのスタートになるわけでございます。ですので、置かれている立場が決定的に違うといったら違うわけでございますが、ただ、だからといってこのチャンスを逃すわけにはいきませんので、そういう意味では今しっかりとそういったことについても取り組んでいきましょうよということの中で、推進協の中でも話をさせていただいていますし、教育文化のほうについても、講座とか含めた事業も今も進めているわけでございます。 ですから、足らない部分はまだたくさんあろうと思いますんで、そういったものについては、皆様からもご指摘いただきながらどんどん進めていきたいと思っていますので、それは今議員おっしゃったとおりですんで、足らない部分についてはこれから皆さんとともに考えて、取り組んでいきたいというようなスタンスでおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それじゃ、引き続きまして、市長。 ◎市長(小野登志子君) お答えをいたします。 ただいまの副市長のお話というのは、狭義の意味の大河に対する努力であります。私は広義、広い意味での努力ということをお話ししたいと思っております。 平安の末期から、伊豆の国市は様々な物事が行われてきました。こういう歴史というものを実際、大切に扱い、継承してきた多くの方々がおるわけです。その努力が、私は今結びついていると思っております。その中には、今日も言いましたけれども、源頼朝、北条時政、そして政子、こういう者がまずアピールをいたしました。その後、何年か経ちまして、願成就院の国宝、さらには反射炉の世界遺産、これもみんなこういうものにかけては、大きな大きな努力であったわけでございます。反射炉1つ取りましても、戦後には解体せよというようなことも言われたとき、周りの皆さん、それから江川家の皆さんもそうですけれども、守り通してきたんです。つまり、今回この大河ドラマ館は歴史館でございます。歴史をもう少しお考えいただきたいと思っています。 9月頃、市民の皆様の中には、大河ドラマなんか昭和の遺物だとか、あんなもの見ませんよとか、そういうお話をいっぱいいただきました。今、どうでございましょうか。そんなことを言っていられるときだと思いますか。このコロナのために逼迫した財政の中に、少しでも明るいものを見ていきたいという、そういう思いをかなえさせることが大切ではありませんか。そういう意味におきましては、一昨年の1月に始まった準備、これは狭義の準備です。しかしながら、伊豆の国市は歴史を大切にし、守り育ててきたことがここに結びついているわけでありますので、これは長い間培ってきた準備だと思っております。 1つに、市民の方にお聞きしました。5億3,000万円という数字が独り歩きしていますけれども、5億3,000万円というのは高いですか、安いですかとお聞きしました。これ2人の方に聞いたんです。市内の方です。高いわけないでしょうと。NHKの大河ドラマ館ですよというご意見がありました。もう一人の市外の方です。全国発信するのに、5億円なんていうのは安いんですよと。市長、よく考えなさいと叱られもしました。そういう考え方もあるわけであります。 そういう中で、財政当局が5億3,000万円の効果ある事業を1億5,000万円でやろうと、大変な努力を積んできたわけであります。これも努力の一つであります。そういう一つ一つの市民と、そして培ってきた歴史を守ってきた市民、さらには今大河ドラマのために努力をしている市民、そして市役所職員のこの気持ちを無にすることは、私はできないことだと思っております。そのようにお考えいただきたい、強く思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 昨年の1月に大河ドラマの放送が決まって、やれ集客だとか地域経済の立て直しだとか訴えられても、市民に北条の文字が焼きついていないために、盛り上がりや情熱に欠けて、大河ドラマファンや歴史好きの方々に響かないから、多くの集客は私は難しいと思うんですよ。厳しい財政状況の中、説明できる範囲、回収できる税金の範囲で投資するのが、私は当然だというふうに思うんです。ですから伊豆の国市ができる経済復興の大河ドラマ館に関する限界というのは、自ずとあると思うんです、急ごしらえであって。その点はいかがですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) この大河ドラマの関係だけではなくて、令和3年度の予算編成の状況についてはるる説明させていただきました。 その中で確かに財政的な厳しい状況は変わりませんし、今後もその部分についてはしっかりと担保した形の中で事業を進めていかなければいけないということの認識は持っている上で、ただこの大河ドラマ自体は、先ほど言いましたように地域振興に資するということと、市民に対してそれについての理解をしていただくためには、どうしても3か年の事業として位置づけをして、この金額が無駄にならないように、そのために一人でも多くの人が、市民の方それから来訪客の方が来ていただくような仕掛けをし、心に残るような大河ドラマ館にし、そしてそれが地域波及効果それからそれに続くようにという事業効果を狙った予算として配分させていただきました。 ですので、それが決して数字的に低いとはもちろん思っていませんが、ただ、先ほど言いましたようにしっかりと効果を持った上でそれが次年度以降も続くようにというような形の中での組立てということの位置づけでしています。ですから、そのために大きなうちは財政的な部分としましてはしっかりとしたその分の担保を持ちながら予算編成したつもりでございます。 ですから、決して安閑としているわけではございませんが、ただ、この効果が無駄にならないような仕掛けをして、1円でも多くそれがこの地域振興につながるような事業として位置づけるということの中では、しっかりとした形の中の予算編成だと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) NHKの大河ドラマは、多くの集客や地域活性化を保証するものじゃないんです。副市長。 過去の大河ドラマの成功例や人気脚本家や人気俳優の起用が市の経済再生、飛躍につながると考え、大きなお金を投じるのは、私は浅はかなことだと思います。 他力本願の事業は、過去にやったじゃないですか。世界遺産のときのキャンペーン、昨年までのJRの大型キャンペーン、成功したんですか。その反省を踏まえないで今回があっても、私はうまくいかないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 世界遺産登録に関しましては、当然、世界に保存管理を継承していくという大きな責任においてやった事業でございますので、それを実際の宿泊に生かされなかったというのは、当然、それは反省すべき部分はあるかと思います。ただ、それは市だけの問題ではなくて取り巻く全体の話だと思っています。 ですから、そうならないようにこうして関係する皆さんで一緒にやっていこうというスタンスでいますので、そこは過去がそうであったからと、私は決してそれが無駄になっているとは思っていませんし、ある意味では成功した部分もあろうかと思います。ですから、悪い面についてはしっかりと反省した上でそれを生かすべきだと思っています。じゃないと、この千載一遇のチャンスと皆さん言っていますけれども、これを無駄にすることなく、しっかりと継承していくという姿勢でいかなければいけないと思いますし、そのためにはしっかり皆さんとコンセンサスを取って事業を進めていくという必要があると思っています。そういった認識の中で進めさせていただければなと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続き、市長。 ◎市長(小野登志子君) 世界遺産韮山反射炉につきましては、よく議員はそのようなお話をされます。 では、世界遺産にならなかったら、今、伊豆の観光はどうなっていたと思いますか。それは物すごい大きなものであります。世界遺産になったということだけでも大きいし、また、あそこを整備し、美しい韮山反射炉周辺をつくったということも大変大きな遺産であります。 このことで申しますれば、その当時、宿泊がなかったというのを、これ責められても、では誰が努力をするべきだったんですかと私は申し上げます。そのことは。現在は、宿泊産業が大変困っている、飲食業さんも困っている、ぜひこの大河ドラマ館で経済を安定させてくださいよというお話を2回にわたって全部の旅館さんからお聞きしました、私は。そういうところに、これはちょっと事情、前回、そういうものとは違いますよと、これは韮山反射炉、面白くないという人もおったことでありましょう。そういうものではないということを、今、もうやらなければならない時代に来ているわけであります。 一過性に終わらせない、いつもこれは議員のおっしゃることです。この一過性とは何でしょうか。普通は、これは病気の症状は一過性であった、だからよくなったというときに使うんです。しかし、これは現象が一時的なこと、これも一過性ということを使うようになったわけであります。 この一過性に終わらせないということはどういうことかというと、いつまでも思い出に残り再び訪れようとすること、そういうことではないでしょうか。すなわち、深く訪れる人の心に響くこと、さらにそのお客様の心を捉えること、こちらこの側の大切なことであります。これは内容の高さにもよりますけれども、これ全ての皆さんが努力をすることにほかならないと思っております。一過性に終わらせないために何をするかと、それは来られるお客様方にこの歴史のすばらしさを伝え、特に子供たちが親とかおじいちゃん、おばあちゃんと来たときに、この歴史の中に入り、そしてそれを自分の糧とし体感したことによってさらにこの歴史を学びましょう、そういうものに結びついていくことではありませんか。そういうことが、またリピーターを増やすことにつながります。 ちょっとここで言うのはおかしいんですけれども、韮山反射炉のお願いというかそういうのに、今の菅総理が官房長官だった頃、お伺いしました。鈴木議員と一緒に行ったわけでありますけれども、そのときに韮山反射炉のプレゼンを私にさせていただきましたのでお話をしました。菅総理はこう言いました。行ったことありますよ。おじいちゃんに連れてもらって行きましたと。その当時、いろんな閣僚の皆さんにも韮山反射炉について、お話を行ってきました。国交省にも行きました。財務省にも行きました。そういうみんながほとんどの閣僚の皆さんが昔行きました、おじいちゃんに連れて行ってもらいました、そういうお話をされるわけであります。 このようなことが、ここでまた再び平安の初期、そして鎌倉の歴史を学び、そこから何を考えていくかというものにつながっていくとしたら、それこそ波及効果であり、大変な財産になるものと私は思っております。そういう強い気持ちでこの事業を遂行してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 10番、内田議員。 ◆10番(内田隆久君) 長時間にわたりありがとうございました。 最後に申し上げますけれども、市の健全な経営とは公平性と透明性と合理性と説明責任、この4つによって私はもたらされるというふうに考えております。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(古屋鋭治君) これにて10番、内田隆久議員の質問を終了いたします。 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては、14時10分までといたします。 △休憩 午後1時58分 △再開 午後2時10分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 引き続き、一般質問を行います。--------------------------------------- △久保武彦君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、7番、久保武彦議員の発言を許可いたします。 7番、久保議員。     〔7番 久保武彦君登壇〕 ◆7番(久保武彦君) 7番、いずの国未来、久保武彦です。 議長より発言の許可をいただきましたので、質問させていただきます。 1、新型コロナウイルス感染拡大の中における市長、市議会議員選挙の方法について。 新型コロナウイルス感染拡大は、首都圏をはじめとする11都府県での緊急事態宣言発出後、全国的な感染拡大は縮小傾向にありますが、本市においてはほぼ毎日のように感染者が少数ではありますが報告されており、伊豆地区における感染者数の累計は、伊東市、三島市に次ぐ3番目となっております。 伊豆の国市においては、4月18日に市長及び市議会議員選挙を控えており、その際の投票所の感染防止対策の強化や感染不安が原因の投票率の低下などに対する対応が必要と考えます。 そこで、次のことについて伺います。 (1)現時点での投票所の感染予防対策はどうなっていますか。 ①入場券の回収方法は。 ②投票用紙の配布方法は。 ③使用される鉛筆の処理方法は。 ④記載場所の消毒は。 ⑤投票箱周囲の消毒方法は。 (2)投票率低下に対する方策はどう考えていますか。 ①投票所の混雑を緩和するため、投票所の数を増やすことは。 ②高齢者が行きやすいような交通手段を提供してはどうか。 ③現在、行われている移動式期日前投票所の増設は。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 久保議員のご質問にお答えします。 なお、選挙事務におきましては、選挙管理委員会が執行するものであるため、同委員会より確認が取れた範囲において私から回答させていただきます。 初めに、1、新型コロナウイルス感染拡大の中における市長、市議会議員選挙の方法についての(1)です。投票所の感染予防対策についてのうち、①入場券の回収方法についてでありますが、入場券の確認、回収は投票事務を正確に行うために不可欠なものでありますので、通常のとおり行うとのことであります。 その際に、市民の皆様には入り口で手指消毒をしていただき、事務従事者には薄手のゴム手袋を着用させる等の感染防止対策を考えているとのことであります。 次に②です。投票用紙の配布方法についてでありますが、①と同様に事務従事者には薄手のゴム手袋を着用させる等の対策を考えているとのことであります。 次に、③使用される鉛筆の処理方法についてでありますが、通常の選挙ですと記載台に置いてある鉛筆を複数の人が続けて使用しておりますが、今回は投票用紙の交付時に鉛筆を渡し、投票後に回収の上、消毒をすることとし、一度使用したものについては必ず消毒して次の人が使用することを徹底するとのことであります。 次に④です。記載場所の消毒についてでありますが、消毒用のアルコールを準備して小まめに拭き掃除をするとのことであります。また、記載台を隣り合わせて使わないようにするなど、間隔を空けて密にならないような対策をするとのことでもあります。 次に⑤です。投票箱周囲の消毒方法についてでありますが、投票箱に直接接触することはないかと思いますが、投票箱周囲においても十分な間隔を取っていただき、密にならないよう適切に誘導したいとのことであります。 次に、(2)です。投票率低下に対する方策についてのうち、①投票所の混雑を緩和するため、投票所の数を増やすことについてでありますが、伊豆の国市においては、現在、24投票所があり、3,000人を超える投票所は市役所を投票所とする長岡地区のみであります。他市町の都市部において、5,000人規模の投票所が運営されていることを考えれば、十分な分散化は図られていること、また、既に限られた経費や人員を最大限に活用していることから、さらに投票所を増設することは難しいとのことであります。 また、混雑が見込まれる投票所においては、適切な間隔を保つ必要がありますので、市民の皆様には期日前投票を利用したり時間に余裕を持って投票に来ていただけますようお願いしていきたいとのことであります。 次に②です。高齢者が行きやすいような交通手段の提供についてでありますが、選挙管理委員会といたしましては、交通手段の提供については対応することが難しいとのことであります。 なお、現在の投票所ですが、より多くの方々に投票を行っていただくため、主に地域の公民館や学校といった日常生活の活動範囲に近い場所としておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。 次に③、現在、行われている移動式期日前投票所の増設についてでありますが、現在、市内山間地域の一部について移動式期日前投票所を開設しております。しかしながら、これは投票所の見直しの際に投票所をなくした地域を対象に投票所の統廃合の代替措置として実施したものであります。今後の新しい生活様式において、移動式期日前投票所の範囲を広げることがどの程度必要であるか、検討していきたいとのことであります。 なお、選挙管理委員会では、今後、コロナ感染症拡大の状況を逐次確認しながら、このような状況において執行された他の市町の選挙事例を参考に、市民の皆様が安心して投票できる環境整備に努めていくとのことであります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 市長答弁が終了いたしましたので、これより7番、久保議員の再質問を許可いたします。 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 答弁いただきましてありがとうございました。 まず、1の(1)の①、②は同じ場所といいますか同じような内容の事務仕事ですので、それは1つとして質問させてもらいたいと思いますが、私の考えでは、薄手のゴム手袋を使うという答弁がありました。ただ、ゴム手袋が安全だという保障は全くなくて、ゴム手袋をつけたまま何十人もの投票しに来られた方に対応しているのでは素手でやっているのと全く一緒なんです。かえって汚いかもしれない。感染している可能性が高いかもしれない。というよりは、ゴム手袋をしている単純な安心感だけでやるというのはあまり意味がないと思うので、その辺の対策というのはやはり考えなきゃいけないというふうに思います。 前々からちょっと思っていたんですが、ちょうど議場にこういう99%除菌なんていうウェットティッシュがあるわけですが、これらを多用して、例えば極端な言い方をすれば1人対応するのに1枚、あるいは2人対応するのに1枚とかという状態でやっていったほうが除菌という意味ではいいのではないかと。例えば、病院の医師なんかが手袋をやっていますけれども、あれは多分1回で使い捨てにしていると思うんです。でも、投票のところでそういうことは恐らくやらないと思うんで、そういう対応を考えたらいかがでしょうかというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) ただいまご提案いただきましたように、例えば久保議員の言われるように入場券を返されるときに例えば触らないとか、そのような方法として、入場券を持って投票まで済ませる形を取っておりますけれども、最終的に入場券を回収ボックスで預かるとか、あと、薄手の手袋をしておりますけれども、最初に投票所に入るときに手指消毒に関しては徹底的にやってもらうということとマスクの着用をお願いしておりますので、なるべく消毒された状態で入っていただくようには努めたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 久保です。 恐らくそういうふうにするだろうなというふうに思うんですけれども、手袋であるとかマスクであるとかというのはどちら側のための保護なのか、防護なのかということを考えなきゃいけないと思うんです。 例えば、マスクは国民みんなにやってくださいと言っていますけれども、これは自分を守るためのマスクではなくて相手を守るためのマスクなんです。手袋は、じゃあどっちなのかということを考えると、これは恐らく自分を守るための手袋だと思うんです。 だから、そういうことを考えると、おのずから除菌する方法というのは変わってくると思うので、この除菌のウェットティッシュがこれ30枚入りと書いてありますけれども、これで幾らか私ちょっと知りませんけれども、こういったものをそろえることができるならば、これはやっぱりそろえてもらって、事務仕事をされる当局の方々あるいはボランティアの方か分かりませんけれども、なるべく小まめに拭いて防衛すると、あるいは迷惑をかけないようにするということをお願いしたいなというふうに思います。 それから、使用される鉛筆なんですけれども、私も投票のたびにいつもこういう机の上に置いてあるようなこんなような鉛筆で書いております。これを投票用紙と一緒に渡して、投票用紙と一緒に回収してこれを消毒するというのはちょっと考えにくいんですけれども、その辺のご説明をもし分かれば教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) まず、受付したときに除菌された鉛筆を渡します。それを持って受付して記載台で書いて、投票箱に入れて、最後、出口のところで使った鉛筆を回収させていただくと。回収後、直ちに除菌をしておくという形で、一番最初に鉛筆をお渡しになるときには除菌された状態で鉛筆を渡そうかと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) この鉛筆の除菌方法というのは自分にはちょっと想像ができなくて、あるいはこれを例えば10本とか20本横に並べておいてスプレーをかけて乾燥するまで待つのかとか、そういう方法というのはちょっと理解しにくいというか、私がちょっと考え方が浅いのかというふうに思うんですけれども、そういうことよりもゴルフ場なんかでよく使っているこういう鉛筆がありますね。芯が、先だけ5ミリぐらいの長さで芯がついているやつ、これならば例えば使い捨てでやれると、あるいは本人が持って帰ってもいいと、あるいは置いていってもいいというような形でやれば、鉛筆を除菌する人の手間もなくなりますし液体も要らないわけです。そういうようなことを少し考えたらどうかなというふうに思いますが、これはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) ご提案どうもありがとうございます。 先ほど久保議員がお持ちになった鉛筆につきましては、業者より実物の紹介がございました。金銭的にも安いものでございますので、使い捨てにするなどして使用すれば安心だと思います。 使いやすさ等の調査をしまして、ぜひ検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 ぜひ、こういう便利なものがありますので、これを使ってなるべくスタッフの人たちの労力が減るように、投票に来られた方も安心してできるようにということをお考えいただければというふうに思います。 記載場所の消毒なんですけれども、当然、コの字に囲まれていて飛沫が外へ出るということはほとんどないように思うんですが、ただその場面、下の書く場所であるとかあるいはポスターというか紙面が貼ってあるような紙のところを見たりして、中にはしゃべる人もいるかもしれないので、そうするとやっぱり除菌というのは必要かなというふうに思います。 ご答弁いただいたように間隔を空けてとか接触しないように、消毒を丁寧にやるというお話でしたけれども、その辺は、例えば細かい話になりますけれども、それだけを見るような担当の者というのは用意することができるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) それを監視するだけの担当というのはちょっと難しいと思いますけれども、毎回に近い、小まめに、どうしても書くときには手をつきますので、そこを重点的に布にアルコール分を吹きつけて手のつくところに関しましては小まめに消毒をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 7番、久保です。 その辺も恐らくしっかりやってくれるだろうというふうには考えております。 それと同じように、投票箱の消毒なんですけれども、多分、投票箱は触らないだろうという想像をする方がいらっしゃると思いますが、私の経験ですと入れてから上をとんとんとやる人がいるんです。駄目しうちをするといいますか、そういう方の手って結構強くたたくので触っているというよりも、簡単に言えば指紋がついちゃうなみたいな、そんな感じの押さえ方をする方が結構いらっしゃいました。私ももう年なんですけれども、年配の方が多いです。そういうことをやるというのは。若い方はあまりやらないみたいです。 そういう意味では、汚れるというかウイルスがそこにつく可能性があるということも考えられるので、先ほどのご答弁にもありましたように、やはり小まめに消毒をしていただくと。それは見ていないと多分できないと思うので、やはり見る方がいらっしゃるといいかなというふうに思います。それはお願いで、ぜひ小まめに消毒をしてもらいたいなというふうに思います。 (2)のほうですけれども、投票所の混雑を防ぐために投票所を増やすというのは、ご答弁にありましたように24か所あって、小学校や公民館でやっているということで、意外と近いところに幾つかあるというのは承知しております。 ただ、伊豆の国市の地形として、やはり山の高いようなところに住んでいる方々が投票所まで下りてくるというのはなかなか大変で、高齢化も進んでおります。高齢者がやはり、例えば小学校に行くというときに、行きはいいんです。帰りが大変なんです。高齢者の方がのぼってくるのは。そういうことを考えると、一度、高齢者のご婦人の方とお話したことがあるんですけれども、車を出してくれればいいじゃんというような言い方をされました。車を出すというのは恐らく難しいことだと思います。 ちょっと考えたのは、タクシー利用券、初乗り利用券、あれを選挙専用に、選挙だけですよという名目のものをつくって希望があればそれをお渡ししますよみたいなことはできないんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) 高齢者に対する選挙用のタクシー券の配布ということでございます。 全国的に見ましても、山奥に家が点在するような地域においてはバスやタクシーのような交通手段を提供している地域はあるみたいでございます。 先ほど回答していただきましたように、伊豆の国市におきましては地域の公民館や学校の体育館といった日常の活動域の範囲に近いものとしております。 また、バスやタクシー等の交通手段の検討につきましては、やはり地域住民、利用される方等を十分に検討しないと次の選挙ですぐに配布というのはなかなか難しいと思いますので、できれば、4月にタクシー券というのはすぐ公布されますので、まずはそれを使っていただいて高齢者の方等は選挙に行っていただきたいと思いますので、その後、検討はしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 7番、久保議員。 ◆7番(久保武彦君) 久保です。ありがとうございました。 ぜひ、タクシー券というのを、今、恐らく執行率というのは70%ぐらいじゃないのかなと思うんです。ですから、残りの30%分を利用していただくということも考えてもいいのじゃないのかなというふうに思っております。 もう一つは、各区で、例えば乗り合いで連れて行っていただけるような方がいればいいのかなと考えましたけれども、それは多分選挙上、無理な話だろうと、車の中で相談されちゃったら困るなみたいなのがありますので、それは駄目かななんて思いました。なのでそれは提案するというのはやめます。 とにかく、そういう高齢化がどんどん進んでいる中で、そういう方たちがやはり1票持っているのに投票に行かない、あるいはコロナ感染が怖いから今年は行かないみたいな、そういうことで投票率が下がるというのは非常に残念なことですので、ぜひその辺も考慮いただきたいというふうに思います。 それから、3番ですけれども、移動式期日前投票所の増設ということで書かせていただきましたけれども、私はこれは非常にいい方法だなと思っております。 現在、伊豆の国市がやっている目的というのは、要するに投票所を統合したときに投票所がなくなっちゃった場所に対してその補填といいますか利便性といいますか、そういったもののためにやっているというふうなご答弁だったと思いますけれども、やはり先ほどから話していますように、やはり山の上のほうに住んでいる方が乗り合いで来ることも難しい、あるいは自分で行くことも難しいというふうになると、投票所が来てくれればいいんじゃないかというふうに、やっぱり普通考えますよね。金銭的なこともあろうかと思いますけれども、その辺のことも考慮していただいて、ぜひまた増設する方向でお考えいただければというふうに思います。 伊豆の国市が、やはり他市町に負けない、いいまちになるためには、やはり選挙のときの投票率が上がるということだと思います。投票率が上がるということは、住民の、市民の人たちの意識が向上するということですので、そういうことを導くようなやはり努力を私たちはしなければいけないんじゃないかというふうに思います。やはり50%ぐらいの投票率で納得するのではなくて、やはり70%、80%という投票率になるような方法、施策を考えて、4年に1回は必ずあるわけで、国会のほうも考えるともっと細かくあるわけですから、そういったものをぜひ、伊豆の国市は投票率すごいねと言われるようなまちになってもらいたいと思います。 そのためにはいろんなことを考えて、他市町に先駆けていろんな方法をやって、駄目ならやめればいいわけなんで、やってみていい方法を選んでいくということでぜひお願いしたいと思います。選挙管理委員会に本当はお願いしなきゃいけないんでしょうけれども、これも当局のお仕事だと思っておりますので、ぜひそういう方向でお願いするということで、終わりたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) これにて、7番、久保武彦議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △鈴木俊治君 ○議長(古屋鋭治君) 次に、6番、鈴木俊治議員の発言を許可いたします。 6番、鈴木議員。     〔6番 鈴木俊治君登壇〕 ◆6番(鈴木俊治君) 皆さん、こんにちは。6番、鈴木俊治です。 それでは、議長より発言の許可がありましたので、通告書に従い3点の一般質問をいたします。 まず、1、深沢橋架け替え事業についてであります。 大仁地区から宗光寺地区を縦貫する幹線道路市道大101号線は、地域住民や産業発展に欠かすことのできない市内の重要路線です。この路線で一級河川深沢川をまたぐ深沢橋は、建設以来63年が経過し、老朽化による著しい劣化が進んでいます。このことから行われる深沢橋架け替え工事は、大変長期に及ぶ事業と聞いております。 そこで、以下のことについてお伺いいたします。 (1)年度別の具体的な工事内容と工期はいかようですか。 (2)年度別事業と年度別経費の内訳はいかようでしょうか。 (3)用地買収の状況はいかようですか。 (4)近隣地域の交通に及ぼす影響はどのように考えていますか。 (5)新たな橋の特徴はどのようになっていますか。 次に、2、新型コロナウイルス感染症に伴う事業者への納税猶予等の状況と観光事業者への支援についてであります。 新型コロナウイルスの影響により、収入に相当な減少があった事業者等に納税猶予等の措置が講じられています。 一方、感染症等を起因とした観光客の減少や経営環境の変化に直面している旅館、ホテルなどの宿泊事業者から、スポーツなど多様な目的を持つ観光客の流入増加を図るため、活用可能な支援が求められています。 そこで、以下のとおり伺います。 (1)令和2年度における市税の納税猶予の状況はいかがでしょうか。 (2)令和3年度における固定資産税の軽減の状況はいかがですか。 (3)観光誘客対策として、市公共施設利用規制の緩和はできませんか。 ①連続使用の特例申請は、土日祝日を含む連続5日使用として6か月前からの申請とできませんか。 ②韮山運動公園野球場等で8時30分から4時間、13時から4時間利用する際、12時30分から13時までの30分間を利用時間から除外できませんか。 次に、3、オンライン学習とGIGAスクール構想の進捗状況についてであります。 新型コロナウイルス感染症対策として、学校現場では、児童・生徒の安全の確立と学習指導の充実のために様々な工夫や取組をされていると承知しております。しかしながら、自主欠席をした児童・生徒は、本心では学校に行きたい、けれどもコロナが怖いというジレンマを抱えており、親としても健康か学校かのどちらかを選ばざるを得ない苦境に立たされています。 このような中、GIGAスクール構想として令和2年度までに児童・生徒向けの1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備しようと進めています。 そこで、次のように伺います。 (1)GIGAスクール構想による端末や通信ネットワーク整備の進捗状況はいかがですか。 (2)オンライン学習の実施は可能でしょうか。可能であれば、いつから実施できますか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 鈴木議員の質問にお答えいたします。 初めに、1、深沢橋架け替え事業についての(1)です。年度別の具体的な工事内容と工期についてであります。 この事業は、以前から架け替えが望まれた事業であり、4年4か月の長期にわたる大型事業であります。令和3年度は、仮の橋と道路を造る工事を予定しております。主に、県道及び市道の迂回路工事、そして車道仮設橋、歩道仮設橋設置工事、河川内工事を予定しております。 令和4年度は、古い橋の取壊しと新しい橋の基礎を造ります。主に既存の橋の上部工、右岸橋台、橋脚の撤去工事、そして新しい橋の右岸橋台工事、さらに河川内工事で、右岸橋台工事につきましては2か年の工期を予定しております。 令和5年度は、引き続き基礎工事を行います。主に右岸橋台工事、河川内工事、既存の橋の左岸橋台の撤去工事、新しい橋の左岸橋台工事で左岸橋台工事につきましては、2か年の工期を予定しております。 令和6年度は、いよいよ新しい橋を架けます。左岸橋台工事、上部工架設工事、県道、市道迂回路撤去工事、県道、市道の改良工事、そして車道仮設橋撤去工事及び河川内工事を予定しております。 令和7年度は、仮の橋と道路を撤去する工事を予定しております。県道迂回路撤去工事、県道の改良工事、歩道仮設橋撤去工事を予定しております。なお、河川に係る工事につきましては、工種にもよりますが11月か5月の非出水期での施工が原則となっておりますので、予定している工期に変更が生じる場合もあります。 次に、(2)です。年度別事業と年度別経費の内訳についてであります。 総事業費は約11億円であり、令和2年度までに調査設計費、用地購入費、物件補償費等で約2億3,600万円、令和3年度から毎年度、工事費と補償費が主な経費となります。年度別では、令和3年度が約2億8,200万円、令和4年度が約1億1,700万円、令和5年度が約1億2,400万円、令和6年度が約3億4,700万円であり、令和7年度は約100万円となりますが、工事費は令和6年度の繰越し分を予定しております。 次に、(3)用地買収の状況についてであります。 まず初めに、関係する地権者の皆様には事業の趣旨にご理解をいただき、用地等の提供等にご協力をいただきましたこと、感謝申し上げます。ありがとうございます。順次、契約手続を進めさせていただきたいと考えております。 次に、(4)です。近隣地域の交通に及ぼす影響についてであります。 深沢橋は、県道と市道の交差点部に直結しているため、工事期間中は仮設橋の設置による変則的な交差点となることから、渋滞が予想されます。現在、交差点への流入交通量を抑制するための迂回を促す対応を検討しているところであります。 次に、(5)です。新たな橋の特徴についてであります。 新しい橋は、河川の構造や経済性及び施工性を考慮し、既存の橋と同じ形式の桁橋を採用しました。既存の橋には、河川の真ん中に橋脚が1本ありますが、技術の進歩により橋長が同じでも橋脚が必要とならない構造となっております。これにより河川の流れに対する阻害物がなくなり、安全性がより高まります。また、橋の総幅員は13.25メートルで、そのうち車道の総幅員は約3.5メートル広くなります。その結果、右折レーンが設置されることから、スムーズな車両の通行が可能となります。 次に、2です。新型コロナウイルス感染症に伴う事業者への納税猶予等の状況と観光事業者への支援についてのうち、(1)です。令和2年度市税の納税猶予の状況についてであります。 新型コロナウイルスの影響による徴収猶予の特例に関しましては、市税全体で40件、8,139万2,895円について許可をしております。内訳は、個人住民税が13件、104万1,200円、法人市民税が6件、433万7,600円、固定資産税が18件で7,555万3,895円、国民健康保険税が3件、46万200円となっております。 次に、(2)です。令和3年度固定資産税の軽減の状況についてであります。 この軽減措置は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい経営環境に直面している中小事業者等の税負担を軽減すべく、その売上げ減少割合により償却資産と事業用家屋に対する固定資産税を2分の1または全額軽減することとされているものであります。 また、2月1日までに申請することとされており、219件の申請がありました。うち、全額軽減の対象となるのが126件、2分の1軽減の対象が93件でありました。軽減額につきましては、令和3年度課税が固まっていないことから現時点では試算ができませんが、令和3年度予算作成時点では1億2,600万円の軽減を見込んでおります。この減収分につきましては、全額国費で補填されることとなっております。 次に、(3)です。観光誘客対策として、市公共施設(グラウンド等)利用規制の緩和のうち、①です。連続使用の特例申請についてであります。 この特例申請は、スポーツ合宿を誘致してスポーツ交流を推進するために設けた特例申請であります。対象施設は、韮山運動公園、さつきヶ丘公園、狩野川リバーサイドパーク、弓道場、長岡・大仁・大仁東体育館で3月、7月、8月、9月、12月の平日、2日から5日間連続して6か月前から申請することができます。 現在、市内宿泊事業者等がスポーツ合宿を誘致するために、この特例申請を利用しています。スポーツ施設の貸出しに関しましては、スポーツ交流を推進することはもとより、スポーツ振興を推進する側面もあります。 特例申請に土日祝日を含めますと、一般市民の利用ができなくなってしまうことから、現行の特例申請になっております。 しかしながら、よりスポーツ合宿誘致を推進するためには、土日祝日を含めた特例申請にしたほうが効果的であることから、スポーツ交流とスポーツ振興の双方がより推進されるような特例申請にするよう検討してまいります。 次に、②です。韮山運動公園野球場等の利用時間から除外できないかについてであります。 午前、午後連続して施設を利用する場合、その間の時間帯も利用料金が設定されていますので、利用時間から除外することはできませんということであります。 残余の3につきましては、教育長が答弁いたします。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、引き続きまして、学校関係につきましては、教育長のほうからお願いいたします。 教育長。     〔教育長 内山隆昭君登壇〕 ◎教育長(内山隆昭君) 私からは、3、オンライン学習とGIGAスクール構想の進捗状況についてお答えします。 初めに、(1)GIGAスクール構想による端末や通信ネットワーク整備の進捗状況についてであります。 1人1台端末の買入れ契約については、12月議会において議決され、令和3年3月18日までの納入期限に向けて随時準備を進めております。既に、一部の学校では納入を完了しており、令和3年3月8日までに全ての学校に納入が完了する予定であります。納入完了後、教員向けの操作説明会と運用説明会を3月中に行う予定となっております。校内通信ネットワーク整備の進捗状況ですが、本日完成検査が実施されており、全ての学校においてGIGAスクール構想における通信環境整備が完成しております。 次に、(2)オンライン学習の実施についてであります。 校内においては、1人1台端末と既に導入済みの電子黒板やデジタル教科書等を効果的に使うことにより、プレゼンテーションや成果発表を気軽に実施可能となります。また、動画や画像を活用することで、より学習内容が広がり、深い学びの場が実現します。令和3年度からの実施に向けて準備を進めております。 1人1台端末は、災害や感染症の発生等による学校の長期臨時休業が発生した場合、緊急時には各家庭でも使える環境を準備しておりますが、課題も多く、常時家庭におけるオンライン学習には現時点では対応できない状況であります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。休憩時間につきましては、15時10分までといたします。 △休憩 午後2時59分 △再開 午後3時10分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 一般質問を引き続き行います。 これより、6番、鈴木俊治議員の再質問を許可いたします。 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 ただいまの答弁のほうから、この大仁地域におけます深沢橋の架け替え事業、このことについては悲願であったと思います。そういった中で11億円の多額の事業費を投じて着々とこの事業が進められているという面では、非常に安心しているところでありますが、この事業について危惧される点が何点かございますので、順次、質問させていただきたいなと思います。 この橋を架け替えするに当たって、仮設の橋をこれから造って、その橋で迂回をしていくというふうなことのようでございますが、しかしながら、その市道大101号線のところを縦と考えれば、横に横断していく道路が何本かあると思います。まして、橋の近くになればなるほど、そういった道を迂回していこうという市民を中心とした利用者が多くなっていくと思います。 そういったことについての対策というのはどのように考えているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 今、議員がおっしゃったように、工事期間中につきましては、どうしても車両の渋滞が想定されますので、深沢橋への通行をなるべく抑制するために迂回を促す看板を広範囲に設置するような考えでおります。 例えば、よく見ますのが、この先工事中につき渋滞が想定されます、こういったような看板をつけていきたいと思ってます。それを広範囲にわたってつけていきたいというふうに考えておりますし、当然、広報ですとかホームページ、こういったものでも皆様にお知らせをしていきたいなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 今、看板を立てたり広報あるいはホームページということもありましたけれども、当然、近隣の方々への回覧等もされると思いますけれども、工事に当たって、よく何か月か前かにそういうものを流されて、それっきりになって、あー、今日止まったのはそういえば前に回覧板があったなというふうなことを気づくことがよくありますが、やはりこういうことにつきましては対応が変わったりする場合、小まめに地域の方々を中心に知らせていくと、あるいは、広域に至っては市のホームページ等で最新のものを逐一上げていただきたいなと、こんなふうに思うわけであります。 先般、全協等でこのことについて説明をいただいたわけでありますが、その中であそこの深沢橋の北側にございます県道の下を通る歩道用の地下道でありますが、これについては廃止をする方向だという説明がありました。 実際、本当に廃止をするのか、あるいは廃止されてそれに代わるものができるのか、あるいはそのことを予想される問題をどのように回避されていくのか、考えをお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) まず、今回の深沢橋架け替え事業につきましては、当然ご承知のように国の補助事業でありますので、事業採択を受けますのにまずは交通量調査ですとかそういった周辺の調査を実施しております。 すみません、今、具体的な資料は今日は持ってはいないんですけれども、橋の周辺の歩行者の利用状況等の調査をした結果、現在の深沢橋には、議員おっしゃるように下流側には歩道があります。下流の歩道橋があるかと思いますけれども、下流側の歩道橋を利用する方は非常に少なくて、地下道を利用される方の大部分は深沢橋の上流側の歩道橋を渡るというような状況であります。 ご質問の地下道につきましては、議員のおっしゃるように県との協議によって、今、廃止の方向で向かっていますけれども、要は新しい橋が広がることですとか、あと護岸の工事の影響で河川側の階段、上り口の、田京側から来てまた上って橋のほうに行くわけですけれども、その橋が極端に狭くなってしまうんです。なおかつ、またそれを直そうとすると、またすごく急な階段になってしまったり向きが反対側になってしまうような形になってしまうものですから、基本的には今廃止の方向で県と協議をしているというところでございます。 そのため、大仁体育館側からアクセスをしようとする方は横断歩道を渡る回数が1回から2回ということで増えることになりますけれども、機能としては確保しているというふうには捉えておりますが、もともと地下道については、先ほども言いました下流側の歩道橋のほうへ人の流れをスムーズにという想定もあったかと思われます。ですけれども、地下道の防犯上の問題ですとか、また、今、小学生は交通安全上の問題から地下道は通ってはいないというふうには伺っておりますので、そういったことを考えますと、2回になってしまいますけれども補完はできていると。 それと、それはまた今後の話になるかとは思うんですけれども、歩行者の安全だとか利便性を考えますと、例えば歩車分離の交差点、横断歩道にするだとか、そういったことも考えていきたいなというふうには、今、考えておりますし、今後、県と警察と協議をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 今、部長の説明の中で最後に歩車分離の交差点みたいにしていきたいというふうに、私はすぐそのことで出てくるのは、順天堂のところのはなぶさの交差点のところを思い描くわけでありますが、歩車分離になってくれればいいんですけれども、もしならないとすると、やはりこの地下道というのが私は必要になってくると思います。 この地下道について、今、説明の中で安全上の問題、きっと中が薄暗くて防犯上とても危惧されるというふうなことだと思いますので、私、前にもご提案させていただきましたけれども、やっぱり地下道の中に何点か危険なときに押すボタンだとか外へのモニターを設けていただくとか、防犯上の防犯対策をこれでもかというぐらい他の見本になるような、お手本になるようなそういう地下道になってくれればいいなと思いますけれども、歩車分離ができなければそちらを考えていただきたいし、歩車分離ができればかなり安全性が保てるのかなと思いますけれども、その2点について、今後ご努力していっていただきたいなと、このように思います。 子供たちの話、今、ちらっと出ましたけれども、近くに大仁小学校があるわけで、田京方面から大仁小学校へ通う、そういう子供たちが多いかと思います。そういった中で、子供たちへの、橋の工事に当たってどのような交通安全指導をしているのか、あるいはまた、保護者へどのように説明されているか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 児童を含めました歩行者の安全対策につきましては、田京側からの歩行者の動線を確保するために、全協でもご説明させてもらったり市長の答弁にもあったように、歩道専用の仮設の橋を設置いたします。市道の大101号線につきましては、大仁小学校の手前までですけれども幅員2メートルの仮の歩道を設置する予定でいます。それから、県道伊東大仁線につきましては、北側に幅員1.5メートルの歩道を確保することとしております。それから、深沢川の右岸側につきましても、歩行者の動線を確保いたしますけれども、ここはどうしても工事ヤードになるところなものですから、工事の状況により、通学路の切替えとかそういったことも必要に応じてあるかと思いますので、そのときには施工前に大仁小学校と連絡を密に取って工事に対応していきたいというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 ぜひとも大仁小学校と連絡を密に取って、尊い子供の命に関わるようなことがないように、ぜひ進めていただきたいと思います。 この件についてもう一点なんですけれども、工事していく上で一番大切なことは地域住民における説明、こういったものが十分にされているかどうかということが工事を進めていく上で一番大事なことかなと、このように思います。 そういったことで、過去にもきっと説明会はされているはずだと私思いますが、今後、どういったタイミングで説明会をしていこうというふうに考えていますか、伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 現在の協議につきましては、静岡県と県道及び河川の協議、県とは当然それをやっていますし、それから地下埋設物であるNTTですとか東電の電柱、それからそういったものの地下埋設物の移転の協議、こういったものをやっていますし、また、警察ですとか先ほど来協議していますけれども、交差点の協議、こういったものも当然適宜に行っているところであります。 今回の工事に当たりまして、まずは工事によりまして影響を与えます用地の地権者の方々、市長の答弁にもありましたけれども、まずはこのご協力をいただきました地権者の方々との協議をしてまいりました。まずは。この用地の地権者の方々との協議よりも先に地元の皆様だとか地区の皆様との調整がなかなかできない部分もありましたので、今後、工事に入る前、オリンピックですとかパラリンピックがありますので多少のずれがあるかと想定しておりますけれども、予定では6月頃から迂回路の工事に入ってまいりますので、少なくとも4月上旬にはコロナ禍ではありますけれども、まずは関係する三福区、それから田京区の役員の方々、そして周辺の方々にご説明をしていきたいというふうに考えております。 また、当然、企業もあります。旭化成ファーマですとかバスも通っていますのでバス会社、こういったところにも周知を図っていきたいというふう考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 ぜひとも近隣の方々には十分な説明をしてあげていただきたいと思います。 それと、最後の質問ですけれども、私は新たな橋の特徴はどのようなことですかというふうなことで、橋の桁のことの構造というのは何となくイメージできたんですけれども、私がお伺いしたかったのは橋の意匠はどのようなことを考えているのか、例えばあの大仁地域であれば、あの地域のシンボルの城山を意識したとかあるいは狩野川のアユをイメージしたとか、何かそういう地域をイメージするようなものであっていただきたいなと思いますけれども、その辺いかがでしょうか、伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(守野充義君) 議員のおっしゃるようにどこかをイメージしてとか何とかというのは今のところは考えていないんですが、そもそも橋につきましては、今の深沢橋が、先ほどの市長も説明がありましたけれども桁橋といいましてプレートガーター橋とも言うんですけれども、要は河川の右岸側と左岸側に橋台を造って、その上に橋を架けるということなんですけれども、新しい橋につきましても、現地の状況ですとか経済性、それから施工性を考慮した結果、基本的には現在と同じような橋になるだろうということでございます。 ただ、橋自体の構造といたしましては、これまでのPC合材というのがあるんですけれども、これは普通のRC鉄筋コンクリートよりもさらに強固な材料になるんですけれども、今までの橋はI型といってH鋼をこう横にしたような感じだったんですけれども、それを今度歩廊桁と言いまして箱型の、ボックスカルバートみたい箱型の部材になるんですけれども幅が80寸で高さが1メートルぐらい、箱型で長さが橋は23メートルありますけれども、それを18本並べて造っていくような橋になります。 先ほど言いましたように強度は今の橋より当然、断然差がありますので、市長の答弁にもありましたように今までの深沢橋は橋の真ん中に橋脚がありますけれども、それが取れると。強度が増したものでそれがなくなるというような橋になります。 それにおいて川の流れを阻害するものもなくなるということなんですけれども、意匠の話なんですけれども、伊豆の国市には景観条例もありますし景観計画もありますので基本的には周囲の景観と調和できるように、周囲の環境を配慮した、そういった色になるというふうに考えて、橋自体はそんな派手なアーチ橋だとかトラス橋だとかそういうものではないということだけご承知おきください。色につきましても、先ほど言いましたように景観に配慮したものを使用していきたいというふうに考えております。 ある意味、いい意味でいくとあまり目立たないけれども景観になじむような、こういったものを考えていきたいなというふうに考えております。イメージで言うと、今回の今度の橋は右折レーンができるものですから幅もかなり広くなりますので、比べられるかどうか分からないですけれども、イメージとすると国道136にある古川橋、あのような感じになるのか、あれよりも広くなるような感じのイメージだというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) それでは、2番目の質問のほうに移らせていただきたいと思います。 新型コロナウイルス感染症に伴います事業者の納税猶予と、また観光事業者、こちらの支援についてでありますが、こちらの中の市税の納税猶予については、全体で40件のうち8,139万余というものが許可を得たということでありますが、納税猶予しているということはこの猶予した税金に対して延滞金がつくか、つかないか、まずお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) 延滞金につきましては、つきません。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 延滞金はつくのかななんていうふうにこのことをちょっと心配したわけでありますが、しかし延滞金といえども市に入る財源でありますので、この納税猶予しているものでもし延滞金を課税した場合、そうした場合どの程度の金額になるのでしょうか。それがこの優遇策としてはどういった金額になるのかなと思いますので、おおよそどのくらいかなということで、お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) 徴収猶予した分に延滞金がもしかかるとしたら幾らぐらいかというご質問でございますが、個別の計算につきましてはできておりませんが、全て最長の1年間猶予するものとして、納税猶予の額から単純に計算しまして約80万円程度となります。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 80万円程度、この事業者が助かって頑張ろうという気になっていただければとてもいいことだなと、こんなふうに感じるところであります。 あと、固定資産税の軽減をされるということで説明ございましたが、こういったことを通じて新年度予算が今組まれて議案第15号という形で提出されておりますが、この予算の市税に対する影響としてどのようなものがあったか、ちょっとお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅彦君) 固定資産税の軽減額につきましては、全額国の交付金ということで賄われるということでございます。 ただし、固定資産税の額の算出につきましては、予算編成時の10月から11月にかけまして数字を予想したものでございまして、実際、軽減額の算出に当たりましては課税標準額の3割を乗じて固定資産税の軽減というのを出しました。その結果、固定資産税の軽減については1億2,600万円という算出でございます。 それで、全額、新型コロナウイルス感染症対策地方税税収補填特別交付金から交付されるということでございますが、ただ、固定資産税の軽減税額を予想で計算したこともあります。それと、国が示す地方財政計画や県が予算編成時に参考に示す資料等に基づき、前年度の実績の見込みを踏まえた上で伸び率を勘案して低めに歳入のほうは計算しておりますので、約3,700万円収入が低いという見込みを立てております。 以上でございます。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 税の関係につきましては、おおむねそういうことだというふうな説明でしょうか。 それでは、2番目の観光誘客対策としての社会教育施設、グラウンド等の利用規制の緩和、こちらのほうのことですけれども、まず、①と②という形で、私上げさせていただいておりますが、まず②のほうの韮山運動公園のほう、これ例をとりますと8時半から12時30分まで4時間借りて、13時30分から17時まで借りると4時間、1日で8時間借りたことになるわけであります。 この市の施設の貸出し情報の中に事前申請という4か月前から申請ができるということになっているそうで、事前申請の上限時間数は月40時間までというふうになっております。この40時間、これがどういう時間かというと、1日8時間借りた場合には5日分というふうに受け止められるわけであります。 この連続使用で、次の連続使用の特例申請、これについては、土日の話は後ほどといたしまして、連続して2日から5日使用したい場合、これは6か月前から申請を受けられますよと、連続して2日から5日使用したい場合と、5日使用できると言っているのと同じであります。 そうすると、ただいま私が申し上げました1日8時間、これを5日借りると40時間、事前申請の上限時間数が40時間であります。ぴったり40時間になるわけであります。 しかしながら、ここにちょっと私、おかしなことがあるなと思ったのが、12時半から13時までの30分間、この0.5時間でありますが、これは全く時間に含まないというふうに解釈をしていましたが、実際にはその前の時間についてただし書が、運動公園等を借りる場合に、それ以前に使用しようとする場合の使用額はというふうなことで、30分につきというふうに、こういうただし書があって、これが利用料金の中に入ってくるから、私はこの30分間を5日に換算すると2.5時間になるわけで、これを除外してくれればぴったり40時間になるから5日間借りられることになるんですよね。ところが、それができないということになると5日間借りられないという、ちょっとおかしな話じゃないかと私は思うわけです。 しかしながら、できないことはできない、だけれどもおかしなことはおかしいというふうに残りますので、私が今答弁を聞いて思うには、この40時間を事前申請の上限時間は月40時間までとなっておりますがそれを42時間30分に変更していただければ、その12時半から13時までの30分間を入れて5日間、連続使用の特例のとおり5日間使用することができると、このように考えますが、いかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) ただいまの鈴木議員からの質問でありますけれども、たしかに韮山運動公園とさつきヶ丘公園の2施設については、貸出し時間が8時30分から17時まで、日中、なっております。それ以外の施設につきましては9時から17時ということで、そこにまず30分ラグがあるということです。 今の2施設以外のところの休憩時間というのが、基本的には12時から13時までの1時間、これにつきましても、当然連続使用でありますのでお金はいただいております。 今回、議員のおっしゃるとおり、普通のところであれば9時から17時でありますので実質8時間、ご指摘の2施設については実質8時間30分になってしまうということであります。 上限時間が、先ほども申されたように40時間でありますので、割り返すと2施設以外については、当然5日、5掛ける8は40でありますが、今、該当の2施設につきましては、先ほど申されたとおり42時間と30分必要になるということになります。こちらにつきましては、一般に使われている方からもちょっと不公平ではないかというようなご意見もいただいておりますので、こちらにつきましては、早速変更をいたします。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 変更するという、今、部長の答弁がありましたが、40時間を42時間30分に変更されるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) はい、その2施設については42時間30分ということで解釈していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 それでは、この②の事前申請の上限時間数、これについては善処していただけるということに受け止めさせていただきます。 次、①のほうに戻りますが、連続使用の特例申請の関係なんですが、こちらについては土日祝日を含む連続5日として、6か月前から申請をするということなんですけれども、例えば、本市の伊豆長岡温泉における宿泊施設の方々が高校あるいは大学生等の、あるいはほかのスポーツ団体の宿泊絡みのスポーツ観光ということで5日間借りようとしたときに、これが例えば木曜日から5日間借りようとすると、木、金、土日は駄目で、月、火、水というふうな借り方にならざるを得ないんですよね。そういう借り方というのは、実際にはとても考えられないわけで、借りるほうとすれば、木、金、土、日、月と、そういう土日を含んで施設を借りて十二分にスポーツをさせていただきたいと、ひいてはこの伊豆地域の観光を楽しみたいと、こういうことで考える方は多いかと思います。 こういった中で、この施設について、管理をされて対応されているのは観光文化部ですよね。ほかの部署ではないわけで、こういったところでは観光のことをつかさどるところでありますし、また、スポーツを通じての観光振興、これも大事なことだと思います。そういった中で、この2日から5日の連続使用、この特例、この特例を生かすために土曜日、日曜日、祝日を除くというふうな、この一文を削除したほうがいいんじゃないかなと。 やっぱりこれの成り立ちというのは、市民の方々もこのときに借りたいんだと、こんなことを私前にも聞いたことがあります。しかしながら、例えば野球場について、あの大きい野球場を借りるに値するような使用の仕方だったらどうかと思うんですけれども、私が思うに、今そういった使用状況について、どういうふうになっているのか、まずそこからお伺いしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) この制度につきましてですけれども、正確ではないんですが平成20年頃に宿泊施設の方からご要望がありまして始まったものであると聞いております。というのは、合宿等になりますと6か月よりも前に申込みがあるので、現在ある4か月前申請だけでは宿泊業としてはちょっとお客をとれないので何とかしてほしいということで、この制度が始まったと聞いております。 先ほど議員からも申されましたけれども、管理しているのは観光文化部ではありますが、その中にはスポーツ振興課というのがありまして、一般の市民のスポーツ振興も一応視野に入れながらやっていかなきゃならないということで、当時は土日祝日を除くと。というのは、一般の市民の方というのは、基本的には平日、日中、グラウンドを使うということはあまりないということがあったということだと思います。 しかしながら、現在の利用状況を見ますと、この特例申請を利用しました平日の予約の割合につきましてですけれども、宿泊施設の方が約7割を占めております。それ以外の方が一般の方、基本的には平日ですから少ないのかなというふうに思います。あと、特例に該当します3、7、8、9、12月の土日祝日の実際の使用割合、予約割合は分かりませんから使用割合につきましては、人気の高い韮山運動公園野球場で申し上げますと、宿泊施設が32日のうち8日で25%、一般の方、市外の方も含めますけれども、それが75%を占めているような状況であります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 韮山運動公園を使用しているのが、一般の方は75%ということですね。 すみません、借りているうちの30%が一般の方なんだけれども、土日祝日のところは75%は一般の方々が借りているというふうなことなんですけれども、一般の方というのは主にはどういったものなんでしょうか。野球大会等なんでしょうか。それとも、練習するために、ほかのところでも使用できるのにあえてここでやってみたいということでやっているとかというふうなことがあるのでしょうか、ちょっとその辺、お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 申請内容を細かく見ていないので何とも言えないんですけれども、基本的にやっていらっしゃるのは高校生、大学生の方が主であります。 昨年の4月に条例改正で使用料金が変わったということと減免規定が変わったということで、小学生の方は主に小・中学校のグラウンドを使っていただいております。これは使用料が安いという点もあろうかなと思います。 ですから、実際、今、韮山運動公園の野球場を使っていらっしゃるのは本格的な方々が多いというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 25%、75%というふうに聞くと、いかにも一般の市民の方の利用が高いよというふうに感じるわけですけれども、実際の全体の借りられる時間の中から何%というともっとぐっと引き下がると思うんです。借りている中の数字ですから。借りられる中の数字じゃないと思います。 そういったことを考えると、宿泊が25%使っているということでありますが、もっときっと使えるんじゃないかなというふうに、幅があると思うんです。そこから考えると、この土日祝日というふうなここの部分について、もうちょっと緩和してもいいんじゃないかなと、今、低迷している観光について、もうちょっと底上げをするために、こういった施設についても、もうちょっと観光に傾いた考え方をすることはできないでしょうか、改めてお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 確かに市の観光基本計画の中でもスポーツツーリズムの推進ということで、小・中学校ですとか高校、大学生のスポーツ合宿を受け入れると、それを推進するというように記載をされております。 また、先ほど申し上げしたとおり土曜日、日曜、祝日の宿泊施設以外の方の使用者は市内の方が非常に多いというようなことを鑑みますと、本当に今疲弊して大変困っている宿泊業の方々のためにも、これは当然前向きに変更を検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 先ほど、市長の答弁のほうからも、このことについては検討してまいりますと、こういう答弁をいただいておりまして、部長も今そのように答弁されておりますが、いつ頃までにその結果がでるでしょうか。おおむねで結構ですので、お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 相手がありますので、まず宿泊業の方々のご意見を伺うということがまず1つ、制度設計をしっかりするということがもう一つ、最後に十分な周知期間を得て変更するという、その3点が一番重要であると思いますので、絶対ということは、すみません、申し上げられませんが、目標は、どうでしょうか、9月申請の3月予約というんでしょうか、をめどに進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 ぜひとも9月申請に間に合うようにご努力願いたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 それでは、3つ目の全ての児童・生徒が学べる体制、このことについてでありますが、先ほど答弁お伺いしましたけれども、タブレット端末等の整備が完了するということでありますが、これを実際授業で、いつからちゃんとした授業としてスタートできるのか、当然、1学期が始まったところからやると思うんですけれども、その取扱いの説明、あるいは保護者への運用の説明、これどのように行われるのでしょうか。その3つについて、まずお伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 鈴木議員のご質問でありますけれども、まず、こちらのほうが整備がここで終わりまして、もう運用に当たっては今月中に職員等の研修も2回ほど大きいものをやって、それ以外に学校ごとにも研修をやることになっておりますので、4月から始められる体制は整います。 しかしながら、小学校1年生につきましては、入学してからそれからアカウント等の設定、そういったものが入りますので、まず2週間ぐらい、そちらのほうに準備にかかるだろうということで、1年生については4月の中旬からになろうかなというふうに思っております。それ以外の学年についても、なるべく4月の頭からは行うようにしたいんですけれども、やはり授業の準備等がありますので、4月の上旬からということで1日当たり2回から3回ぐらい、そちらのほうを取り入れた形で当初は進めていきたいというように考えております。 それから、そういったことにつきまして保護者にもこれから通知をしていかなければならないわけですけれども、一応、そちらのほうの保険に、この間も説明しましたが、入ることから、特別な故意でない限りは保証もついておりますので、そういったことで基本的には、今、自分が入学してからずっと卒業まで持ち上がりで持っていこうというような形で考えておりますけれども、そういうようなこれから細かい点をもう少し煮詰めて、保護者にもなるべく早い時期に使い方そういったものを含めた中でご説明をできればなというふうに思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 いつから説明していくかということは分かりました。 しっかりしたこれを利用した学習は、いつどの辺からきちんと行う、使い方も学習の中の一つだというふうに捉えるとそうかもしれませんけれども、ちゃんとした授業の中でこれを活用していくのは、本当に軌道に乗ってしていくのはいつ頃からかということをお伺いしたかったので、そこをちょっと1点、もう一度お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 先生方が授業で実際に使えるようにということで、3月中には研修を何回か積み重ねた中で4月にはある程度授業の中で活用できることを想定しております。そういったことで、もう今年度中、令和2年度中にこちらの先生方の研修等を済ませて、先ほど言った4月の中旬ぐらいからはそちらのほうの授業で1日2回から3回ぐらい、そちらのほうのタブレットを使った授業を進めてまいりたいというふうに考えております。 ただ、どちらも、生徒のほうも先生も慣れてないという点がありますので、はっきり4月の中旬から運用はしますけれども、みんなが自由に使えるかということはまだまだだと思いますので、それは引き続き先生も子供もお互いに学びながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 学校に来られない方々、そういった方についてもオンライン学習ができないかという、私、質問の中で、緊急時に各家庭でも使える環境を準備しているということで、課題が多くて体制は整うんだけれども、課題が多くて常時家庭でのオンライン学習には対応できないと、このような答弁をいただいたというふうに認識しているんですが、課題が多くてとは、どういうことが課題ですか、お伺いします。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 課題につきましては、実質、タブレット、それから家庭のインターネットの環境等、そういったものに関しては、この間の補正でもありましたけれども、モバイル型のWi-Fi用のルーターを246台購入して、こちらのほうで家庭に環境がないところでも貸出しをして、実際はできるという形は整っております。 ただ、こちらのほう、家に持って帰って保険の適用になるかというと、そこのところがまだ分からない部分もあります。それから、使い方に関してもどのように運用していくのか、それからセキュリティー、それから使う内容、インターネットにつなぐので、そこには当然セキュリティーでうちのほうから限定的に使えないサイト等も設定はするんですけれども、どうしてもそこでゲームとかに使える環境というのが全てここでクリアされるわけではないということもまず問題がございます。 そういったことで、あと家庭で使う通信料等の問題もまだ若干、当然、保護家庭だとか準要保護の家庭については私どものほうで補助していくような形は取るんですけれども、それ以外にもまだどうしても設定ができていないとか難しいよというところもありますので、そういったものをクリアしながらやっていきたいなというふうに思っております。 課題は私が今述べたもの以外にも幾つかあるとは思いますけれども、そういったような事情があるということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 ただいま、主に大きく4点ほどの課題があったのかなというふうに受け止めております。 これは時間をかけてやっていけば、対策していけば解決できるような課題かなと、こんなふうに感じたわけでありますが、その課題を解決して、いつからこういったコロナで休んでいる人あるいは不登校にならざるを得ないような方々、そういった方々への対応としてのオンライン学習、いつからできるようになるというふうに考えておりますか、改めて伺います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) いつからというのを、今、先ほどの観光文化部長のほうも悩みながらお答えしたようなところでございますけれども、私のほうもちょっとここがいつからというのは、ちょっと具体的にはまだ申し上げられないところはありますけれども、先行事例としてもう既に導入をしている市町があるというふうに認識しております。こちらのほうの資料も、今、整えながら、そういったことの中でまだクリアできていない課題、そういったことも勉強しながら、今、なるべく早い時期に家庭でのオンラインをできるような環境は整えたいと思っています。 ただし、あくまでも、先ほども言いましたように、災害とかそれから今回のコロナみたいな形の臨時休校をやむを得ないというような状況での使用をまずは考えていきたいと思っておりますので、宿題を家庭に持っていってやるような形とかというのは、またその後の段階と思っておりますので、まずはコロナとかそういう緊急事態に備えてできるようにということですので、これはなるべく早く、いつからとは今の時点では言えませんが、なるべく年度が変わって早い時点で対策を打っていきたいというふうに考えております。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 今、部長の答弁をお伺いしていますと、本当はできるんだけどやらないというふうに取れるんです。そういうふうに聞こえてしまうんです。 私は、じゃあ8月からできるんですか、9月からできるんですかということではなくて、本年度中にせめてできるのかな、あと二、三年はかかるんだよ、こういうことで、その辺をご答弁いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(佐藤政志君) 先ほど言いましたとおり、年度が変わって非常事態に備えたものというのは早く対応していかなければならないと思っておりますので、クリアできない課題が若干残ったとしても対応をできるような形というのは年度が変わって早い時間でそちらのほうは設定していきたいと思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) 6番、鈴木です。 分かりました。何度お伺いしても何か私の求める明快な答えが返ってきません。 教育長さんにお伺いしたいと思いますけれども、不登校児・生徒に対する教育の機会の確保、これを目的とした教育機会確保法、これが平成28年度に制定されたということは認識されていると思います。この法律の趣旨から考えて、新型コロナウイルス感染症によって通学することができない児童・生徒も含めた全ての児童・生徒の学習を保障することは大変重要なことだと私は思います。 そのツールとしてこのオンライン授業の実施というのは必要不可欠なものだというふうに私は捉えておりますが、そこで全ての児童・生徒が学べる体制として、このことについて教育長の見解をお伺いしたいと思います。お願いします。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(内山隆昭君) 今、議員がおっしゃったとおり、私も同じ見解でございます。 やはり、全ての子供が本当に等しく勉強できる機会を与えるということは非常に大事であり、また、今回のこの1人1台端末が予想以上に早く進展をしたということも踏まえると、やはりコロナによって学校に来れないあるいは不登校という子供に何とか早くこのタブレット端末配布できないかということをこれからできるだけ早く模索していきたいというふうに思っております。 ○議長(古屋鋭治君) 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) ただいま教育長の答弁をいただきました。高い意識があるというふうなことは感じました。 私が求めさせていただきたいことは、究極はオンライン授業であります。 しかしながら、オンライン授業ということはかなり学校側に負担をかけると思います。まずは、ほかの民間のキット等を使ったオンライン学習からまずは始められないかということで、今、お伺いさせていただいたところでありますが、そのことについてもまだどうも時間がかかるようですので、早急に検討、対策を講じていただいて、一日も早く、学校に行けない方々、そういった方々に教育の機会をきちんと与えていただけますようご尽力願いたいと思います。 私はそのことの早期の実現を願いまして、以上をもちまして私の一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(古屋鋭治君) それでは、ここで観光文化部長より発言を求められておりますので、許可いたします。 ◎観光文化部長(公野克己君) 訂正をいたします。 先ほどの鈴木議員からの一般質問の中の2番(3)②の答弁の中で、韮山運動公園とさつきヶ丘公園のみ上限を42時間30分にしますということを申し上げましたが、本市の予約システム上、42.5ということはできませんので、韮山運動公園とさつきヶ丘公園につきましても、5日間取れるよう改定をいたしますということで訂正をお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(古屋鋭治君) 鈴木議員、よろしいですか。その答弁だと質問があると。それでは、認めます。 6番、鈴木議員。 ◆6番(鈴木俊治君) すみません、追加で。 40時間のままで5日取れるようにしますということですよね。 ということは、本当は2時間30分ずれてしまうけれども、言葉はよくないんですけれども行政としてきちんとした便宜を図っていきますよというような意味だというふうに受け止めてよろしいんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(公野克己君) 当然、先ほどの30分は料金はいただきますけれども、同じように5日、同じ施設でありますから5日間は、実際には42.5ですけれども、5日間は取れるということでご解釈願いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) よろしいですね。 これにて6番、鈴木俊治議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 なお、次の会議は、明日3月4日木曜日午前9時より会議を再開し、引き続き一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後4時06分...